コンビーナートは煙を上げ 街は光が満ちてる 人々はまるで 光に集まる虫のように見える 遠くから 遠くから 見つめては目を逸らす 人工の明かりは 人の命が燃えている証 どれだけの命が ここで燃え尽きてくのだろう 生きるために本当に必要なものを 見失ったまま 動き続ける 仕事帰りの男は 歓楽街で女を買い 歓楽街に立つ女は 街ゆく男を手玉に取る 金のやり取りでしか 生まれない偽りの愛情に 飢えて 飢えて 本物が 目の前にあるのに気づけない どれだけの命が 何も分からず堕ちていくのだろう 真実の愛を求めることも出来ず 耄碌としながら 動き続ける エスカレーター式の 歩む苦労を知ることない人々 苦労を知っても 他者を蹴落とす人々 己が可愛くって 他人よりも上に立ちたくて 認められない それがただただ許せない そんな奴ばかり増えていく どれだけの人が 何も知らず堕ちていくのだろう 世の理を 欠片も 知ることも出来ず どれだけの命が 何も知らず堕ちていくのだろう 真実の姿を認めることもできずに 目の前にあるのに 見て見ないふりをして また、働き続ける 動き続ける ずっと 動き続ける


