YakruzaInaさんの故郷の歌「帰る場所」にインスパイアされて作りました。懐かしい匂い、ってありますよね This was inspired by YakruzaIna's song about hometown, 'Pulang // 帰る場所' There really is a scent to nostalgia, isn't there? --- 遠くから想うものだと 誰かが歌っていたけれど 改札を抜けた途端に 夏草とアスファルトの 匂いが鼻をかすめた 十年ぶりに 降りた駅 今日は一人で 坂を登る きみと駆けてた 帰り道 遊び疲れた 公園で 大きいはずの ブランコが 今は小さく 揺れている むせ返るような 鉄の匂い あの日のぼくは もういない 変わらないねと 笑うたび 寂しさが 顔をだすのは 小さくなった 街の姿が 大人のぼくを 映しているから ふるさとを 遠くにあって 想うとき それなのに 胸のどこかに 透き通る きみの声だけが 響いてる 懐かしさって 優しいのに どうしてこんなに 痛いんだろう 夕立の匂いに 振り向くたび 心だけが 帰っていく 隣町まで 行くだけなのに 昔はそれが 冒険で 暗くなるまで 歩いた道も 今では車で 過ぎていく 知らないビルを 曲がるたび 何かが静かに 剥がれてく 馴染みの店の ドアを開けば 湿ったガラスに 雨の匂い 同じ場所だと 思ってた この街にも 違う時が 流れ続けて いたことを 買いたての花束が 教えてる ふるさとは 遠くにあって 届かない それだから 心の中に えがいた街も もう同じでは いられない きみと眺めた 夕焼けさえ 不意に涙を 連れてくる 別れの匂い 辿るたび 失くしたものを 知っていく あの日と同じ 風が吹く 街を見下ろす 丘の上 隣で笑った きみの眠りを 心に刻む この夏に 馴染みの店で 選んだ花の 夏草まじりの 風の匂いを きみの記憶に たむけよう ふるさとは どこにあっても 胸に焼き付いた 傷跡 たとえ帰る 場所だって 二度と会えない 人だって すべて消えて しまったとしても 違う時を 生きたとしても きみと過ごした この街の匂いは ぼくの心の 中にある だから今日も ぼくは歌うよ 心の中の ふるさとを 遠く離れて しまっても 消えない匂い 抱きしめて


