三月某日 風はまだ冷たい 陽は長くなってきた テレビの向こうでは 街が燃えている それでもこの部屋には いつもの朝が来る 心が冬のままでも 空は少し明るい 凍えた手のひらにも 東風が吹いてくる 友だちからのメッセージ 「ちょっと疲れた」って うまい言葉も見つからず 画面を閉じた 仕事の帰り道 花屋の前 色とりどりの花が 目に眩しい 心が冬のままでも 空は少し明るい 凍えた手のひらにも 東風が吹いてくる 足元を見れば 悩みは いくつもある つまずきながらでも まだ歩いてる 風はまだ冷たい それでも空は高い 長い冬の先で 季節は動いてる 心が冬のままでも 東風が吹いてくる 凍えた街のどこかで 花は咲こうとしてる 春は必ず来る 東風吹く街に