同じ空気を 吸っているのに 君の気配だけ 少し遠い 触れた指先の温度が もう残っていない 心だけ 置いていかれたまま ガラス越しに流れる 街の灯りの粒 並んで歩く歩幅が いつの間にかズレてる 言葉にしない静けさが ふたりの間を満たして 笑い声の余韻だけ やけに長く残った 高層ビルの窓に映る ぼやけた夜の輪郭 見上げるたび 少しだけ胸が痛い ねえ こんなにも近いのに どうしてだろう 隣にいるはずなのに 君が遠く見える 重なっていた影さえ 少しずつほどけていく 同じ夜を見ていても 違う景色みたいで この距離の名前を まだ知らない タラララ… ほどけてく夜の輪郭 タララララ… 君だけが遠ざかる エレベーターの鏡に 映るふたりの輪郭 肩が触れそうな距離で 何も届かないまま 言いかけた言葉だけが 喉元で滲んでいく 目を逸らしたその瞬間 何かが変わった 静かに落ちる雨粒が 足元で弾けていく その音さえ 少し寂しく響く ねえ 気づいてる? 少しずつ 離れていくこと 隣にいるはずなのに 君が遠く見える 重ねた温度さえ 冷えていく気がした 同じ夜を歩いても 違う場所みたいで 胸の奥だけ 取り残されてる タラララ… 滲んでく街の光 タララララ… 君の影が揺れてる もし今 振り向いたら まだ間に合うかな 君の声だけ 夜に残ってる 隣にいるはずなのに 君が遠く見える 触れたはずの温度が もう思い出せない 同じ世界に いるはずなのに 心だけ 届かないまま タラララ… ほどけてく僕らの影 タララララ… まだ夜が終わらない 近いほど 遠くなる