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「い」 祈り 🍃彩葉集

いつも頭上にあった庇を 忌々しげに僕は見つめた 石を握って狙った 隙を 射抜くことなど楽に思えた いくつもの雨や日差しの中で 意味や夢さえ忘れた日々に 愛しさ教えてくれた小さな手 いつしか僕もなっていたんだ 誰かの庇に 今はまだ小さな手足を持つ君は 急ぐことなく刻むのだろう 足跡を 彩られ華やぐだろう 君の未来は いつかは君も知るだろう 守るべき人を 命という字の庇は 人という字は 祈りを捧げる手の形だということを いつもずじょうに あったひさしを いまいましげに ぼくはみつめた いしをにぎって ねらった すきを いぬくことなど らくにおもえた いくつものあめや ひざしのなかで いみやゆめさえ わすれたひびに いとしさおしえてくれた ちいさなて いつしかぼくもなっていたんだ だれかのひさしに いまはまだちいさな てあしをもつきみは いそぐことなくきざむのだろう あしあとを いろどられはなやぐたろう きみのみらいは いつかはきみもしるだろう まもるべきひとを いのちというじのひさしは ひとというじは いのりをささげるてのかたちだということを