
【閃光の巨腕~指先でつまむ最強の奇跡】
[Verse 1] 冷たい土と岩石でできた、大きな巨体の僕だけど 本当は争うのが苦手で、おずおずと歩く不器用な巨人 だけど、仲間になったその日から、序盤からずば抜けたHPと攻撃力で 馬車のなかからパーティーを支える、頼もしすぎる最強のアタッカー! そして、君がそっと手渡してくれた銀色の刀身(とうしん) 「これを装備してみなよ」って差し出されたそれは、伝説の『はやぶさの剣(けん)』―― ……って、待てよ!? 人間用のこんなにつまようじみたいな細い剣(けん)僕のこのゴツゴツした指でどうやって持てばいいのさ!? 人差し指と親指で、まるで爪楊枝をつまむみたいに、ぷるぷる震えながら持つしかないじゃないか! [Pre-Chorus] あまりにもシュールでわけのわからない設定だけど、ゲームのシステム上(じょう)なぜか最強! 極細の刃を指先でチョコンとつまんだまま、魔力が僕の心と巨体を研ギ澄ます さらにレベル20で覚える特技「めいそう」! 消費MPなしでHPが500も回復! 「ゴレムス、いけるか?」――その声に応え、石の血潮と無敵の耐久力が熱く滾り出す! [Chorus] 唸れ、二刀の閃光! つまようじ……じゃなくてはやぶさの剣が闇を切り裂くダブルアタック! 巨石の拳だけじゃない、指先で器用に二回攻撃して敵の群れを両断する 「グズなゴーレム」なんて言わせない! 爪楊枝スタイルで目にも留まらぬ速さで刃を振るう巨神のラッシュ! そして飛び出す、我が身を挺して仲間を守る悲しき決意―― 「におうだち」! 敵の刃がすべて、この脆くも頑なな岩の肌へと突き刺さる! [Bridge] どんなに痛くても、どんなに傷だらけになっても、一歩も引かない 土と岩で造られた命だから、傷ついても血の一滴すら流れない その孤独で哀しい宿命を抱えながら、僕は君の盾となり続ける ボスの猛攻を「めいそう」で全快しては弾き返し、無限ループの悪夢でミルドラースを震え上がらせる! 初心者の味方から、単騎で世界を救う伝説の怪物(モンスター)へ――! [Final Chorus] 唸れ、二刀の閃光! はやぶさの剣を指先でつまみながらすべてを圧倒しろ! 重い岩の腕が、風を切り裂き、銀色の弧を描いて魔王のHPを削り取る ベホマも要らない、仲間も要らない、この極細の剣と、痛みを引き受ける僕の肉体さえあれば!

