やがて街は茜色に染まるだろう 足元に伸びる 長い影は藍の深さに消える ゆうげの香りに包まれた 細い路地は 通り過ぎる僕の 足取りを急がせた しあわせ乗せた口笛は 細く遠く ゆらゆら響いた いつまでも続くといいな こんな日がいいな 夏の夜に吹いた この息苦しい風に なぜだか 居心地の良さを感じた そして街は宝物を隠すように それぞれの場所に 強いあかり灯し輝きを纏う 風に翻弄されて ちっぽけな僕は 誰から見ても 弱々しかっただろう 無言で輝く星は いつのまにか 通りを照らした いつまでも続くよ日々は どんな道えらんでも 夏の夜に聞いた あの風の音に ときどき 自分の居場所を測った いつまでも続くといいな こんな日がいいな 夏の夜に吹いた この息苦しい風に なぜだか 居心地の良さを感じた 口笛はいつか 途切れた 生温い風だけが 残った