
静かな呼吸に 夜風が触れて あなたの名前が ふっと胸をなぞる 言えなかった言葉だけが まだ温度を持っている 帰り道に残った影 ふたり分の足跡が 今も消えないまま どんな明日を描いても あなたの声が 隙間に滲んでくる 失くしたものを拾うように ポケットの中 手を握りしめて ひとり歩く帰り道が こんなにも長いなんて知らなかった 会いたい理由ばかり 数えてしまう夜には ふいにあの日の笑顔が 優しく揺れて 胸を刺す ねぇ あなたがくれた言葉は 消えないまま ともり続けて 泣いてばかりの私でも 前を向ける気がしているの あの日くれた“だいじょうぶ”が 今もここで息をしている 離れても 触れられなくても こころのHIKARIになってく 季節は変わっていくのに あなたの影だけ 同じ場所にいて ふとした仕草の端に 思い出がまだ そっと顔を出す 嘘でもいいからもう一度 「また会えるよ」って言ってほしくて 胸の奥の空白に あなたの名をまだ呼んでしまう どんな未来でもいい どうか笑っていてほしい その願いさえも今 涙に溶けてしまいそうで ねぇ 触れられない距離なのに なぜこんなに近くに感じて あなたが残した景色が 新しい今日を照らしてるの もう戻れないこと全部 受け止めながら歩いていくよ 心がまだ痛むけれど あなたのおかげで進めるから ふたりで見た空が 今も頭を離れない でも悲しみだけじゃないと やっと気づけたんだよ 忘れないよ ちゃんと あなたに出会えた日々を その全部が私を 強くしてくれてるから ねぇ あなたがいた時間だけが 今も優しい光になって 足元をそっと照らしてくれる もう迷わないように 泣きながらでも進むよ あなたの声がそばにあるから 離れても 触れられなくても こころに灯ったHIKARIのまま ずっと消えないHIKARIのまま

