Song Cover Image

アルベドの境界を超えて

錆びついたathanorの底で 君と過ごした日々の 澱が沈む nigredoの夜に 溶かした絶望が 冷たい銀色に 変わるのを待っていた フラスコを昇る 透明なため息 不純物と呼ばれた 愛しささえも 一滴残らず 白く焼き尽くさなければ この閉ざされた世界を 割ることはできないから 剥がれ落ちていく 温かな記憶 完璧な「純白」へと 近づくたびに 僕は僕でなくなっていくのに 突き抜ける albedoの先まで 真理の向こうへ たったひとりで lapisなんて 本当は欲しくなかった ただ、君のいないこの世界の 果てを見たかったんだ 悲しいほど無垢な 光となって 空を いま、引き裂くよ 水銀の涙が 頬を伝い落ちる あらゆる痛みが 麻酔のように消えていく 「Quod est inferius, est sicut quod est superius.」 理のままに ただ空へ還るだけ rubedoの紅に 染まることはない 血の通わない 永遠のalbedoでいい 重力を失った 透明な祈りが 次元の膜を 静かに溶かしていく 突き抜ける albedoの先まで 真理の向こうへ たったひとりで lapisなんて 本当は欲しくなかった ただ、君のいないこの世界の 果てを見たかったんだ 悲しいほど無垢な 光となって 空を いま、引き裂くよ さよなら 色彩に溢れていた世界 Quintessenceの先でまた会おう ……冷たいnocturneを、突き抜けて。