
『冬の胎音』 (Remastered)
『冬の胎音』―啓蟄は未だ遠く― 《序文》 合唱曲を作りたくて書きましたが、正直荷が克ち過ぎました…難しすぎるw 私のアプローチの仕方では合唱曲は作れませんね、残念ながら…… 結局それっぽいだけになってしまいましたが、割と気に入ったので公開する運びとなりました。 《本文》 【Intro/Sopranos, Altos, Tenors, Basses∶Hamming】 【Verse1】 遠く 響く 硬質な冬の足音 星は その装いを変えてゆく 夏の天蠍(サソリ)は 静かに眠り 代わりに 三連の星(オリオン)が 天蓋(テンガイ)に目覚める 【preChorus1】 街を行き交う 人影の彩りは昏(クラ)く 凍(コゴ)える大気に 白い息が昇る 【Chorus】 陽射しは弱く 頼りない薄絹(ヴェール) 描く陰も 地面で長く震えてる けれど 玄冬(ゲントウ)の季節こそが そっと… そっと 内側を温めてくれる 【Verse2】 山紗綾(ヤマサヤ)を覆う 朱い衣は脱がれ その裾模様(スソモヨウ)に 雪が降りる まるで 薄い白磁を 塗るように すべては 春を待つ沈黙に帰す 【preChorus2】 足早な人の肩に 吐息の綿帽子(ワタボウシ)が触れて 音もなく はかなく 掻き消えてゆく 【Chorus】 陽射しは弱く 頼りない薄絹(ヴェール) 描く陰も 地面で長く震えてる けれど 玄冬(ゲントウ)の季節こそが そっと… そっと 内側を温めてくれる 【Bridge】 寂しくて、 心の窓辺に黄昏(タソガレ)て 夜に空を見上げる ため息に溶けた星屑に 抱かれた面影が浮かぶ 凍える風が髪を撫で 小さな灯りが揺れる 遠くで誰かの声が消えて 心の奥に静けさが降りる 涙が、 少し溢れ堕ちた 【FinalChorus】 この厳しさの裏で 響く胎音(タイオン) 外の寒さと 秘めたる温かい胎動 次の季節へ向かう 静かなる約束 冬の終わりに 生命(イノチ)は宿る 【Outro/Chorus∶Refrain】 陽射しは弱く 頼りない薄絹(ヴェール) 描く陰も 地面で長く震えてる

