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夜響 -Yakyo-

終電なくなった ホームに風だけ残って ぬるい缶コーヒーで 冷えた指を誤魔化してる 階段を駆けてく 誰かの靴音が遠ざかって 「ねえ、僕らってさ」 どこまで行けば 帰ったことになるんだろう 流れ星なんて 見えなくてもいい 回りだした夜に 飛び込んで くだらない話の続きみたいに 息を吸って まだ帰れない 帰りたくない ネオンが滲んで 街がほどけてく 君が笑った それだけなのに なんか全部 どうでもよくなった 重力なんて 知らないふりして 蹴飛ばした夜が 転がっていく 悲しいことも 明日のことも 今はビートに 預けてしまおう このまま朝まで 行ける気がして 知らない道でも 君とならいい 消えかけの残像 追いかけながら 僕らはまだ 夜の途中 高速の向こう 赤いライトが流れてく ラジオのノイズに 古い歌が混ざってる 君の横顔を 思い出してしまうたび 胸の奥だけ 少しブレーキがかかる それでもアクセルを 踏み込んだ 理由なんて あとからでいい 遠ざかる街を バックミラーに置いて 夜の続きを 探しに行こう もし全部 忘れられたら きっと楽なんだろうけど 忘れたくないものまで 一緒に消えそうでさ だから今は 何も決めないまま 夜行列車みたいに 知らない明日へ走っていく まだ帰れない 帰りたくない ネオンが滲んで 街がほどけてく 君と目が合う たったそれだけで この夜が少し 特別になる 重力なんて 知らないふりして 蹴飛ばした夜が 転がっていく 悲しいことも 明日のことも 今はビートに 預けてしまおう このまま朝まで 行ける気がして 知らない道でも 君とならいい 消えかけの残像 追いかけながら 僕らはまだ 夜の途中