Song Cover Image

別れの作法

V4.5-ALL

[intro] (verse1) がいとうは霧に濡れて 古いレコードみたいにきしむ夜 グラスの底で沈んでゆく 安い口べにの赤 あなたが煙草に火をつけるたび わたしの心は灰になる 愛したことを悔やまないけれど 女は綺麗に去りたいの (pre-Chorus1) 長年使った この木の椅子 あなたが座ると いつも軋む 皿の上には 乾いたパンのくず もう 片付ける必要もないわ 戸棚の奥の ひび割れた茶碗 捨てられずにいた 古い手ぬぐい 生活の匂いが 染み付いた部屋 あたくし ここを出ることにした (Chorus1) いやよ そんな顔で見ないで 涙で溢れた 目は見せたくないの ねえ 上手な別れの告げ方を あたくしに だか教えてくださらない? いやよ あなたに 涙でいっぱいの目を見られるのは せめて最後は微笑みながら 「じゃあね」と言わせてちょうだい だからお願い (verse2) ちまたの風は冷たすぎて 肩のショールも役に立たない 幸せなんて蜃気楼 触れれば消えるものね あなたはきっと気づかない 爪を立てても堪えた夜を 愛はいつでも片方だけが 静かに傷つく芝居なの (pre-Chorus2) 窓の外では 西風が吹いて 遠い国の 太鼓が鳴り響く 硬い革の鞄に 荷物を詰めて 重たい記憶は 床に置いていく あたくしの歩幅は 意外と広い 砂の上を歩く 旅人のように 過去を振り返る 暇なんてない ただ 前だけを見て 歩き出す (Chorus2) いやよ そんな顔で見ないで 涙で溢れた 目は見せたくないの ねえ 上手な別れの告げ方を あたくしに だか教えてくださらない? いやよ あなたを 憎めたなら楽でしょうに 今もあなたが愛しいの だからお願い 「じゃあね」と言わせてちょうだい (Bridge) ピアノがむせぶように鳴る 午前零時の酒場の隅 女は涙を飲み干して 明日へ化粧をするのよ 悲しい物語は これでおしまい 次の頁を めくるだけのこと インクの切れた ペンは捨てて 新しい筆で 名前を書くわ (Chorus3) いやよ そんな顔で見ないで 涙で溢れた 目は見せたくないの ねえ 上手な別れの告げ方を あたくしに 教えてくださらない? だからお願い 振り向かないで この背中に優しさを投げないで もしも抱きしめられたなら わたし きっと壊れてしまう [Outro] さようなら もういいの 振り返らずに あたくしは行くわ だから最後は 綺麗な嘘をください 「またどこかで」と囁くように 静かに幕を下ろしたいの