何も考えて無い頃 変わった家があった いつも玄関は空いて 人も猫も自由に出入りしていた。 20代の俺には新鮮に見えた この国の底辺の人間を教わった この国は差別があることも 俺は差別される側なんだと だから、だから・・・。 親も俺を差別しているんだと。 何も考えて無い頃 変な家があった いつも玄関は空いて 人も猫も自由に出入りしていた。 その家には変わった人達が 遊びにやってくる 俺と同じように 障害がある人もいた 俺とは違って 頭が良かった。 そんな人達と出会って 新しい世界を知った 反戦運動、反原発 障碍者運動さえも 学生運動、社会運動 知らなかった、俺。 何も考えて無い頃 変わった家があった いつも玄関は空いていて 人も猫も自由に出入りしていた。 俺もその中に入りたくて 焼酎もタバコを覚えた かみのせきまでいっていた 意味が分からないで 原発反対をしていた 格好でしていた。 俺は目的が 欲しかった 夢を見たかった 恋がしたかった 自由にやりたかった 変な人達に会って 路線を変えたんだ。 何も知らない頃 変な家があって いつも玄関は空いていて 誰かの声が聞こえていた 人も猫も自由に出入りしていた 変な人達も出入りしている その家は自由な家 こんな俺でも受け入れて くれたんだ。


