
ただ君が今日も眠れますように by BALBARON
[verse1] ぼくたちの大切なものは すべてコウコクになってしまった。 買って 買って 愛してって うんざりするほどスワイプしても まだ足りない。 ぼくらの商業的キュウアイで 世界はやさしく 腐ってゆく。 そしてそのほとんどは スワイプされて 消えてゆく。 きっとキミの指も 目も疲れきって それでも 誰かが 同じように 世界を撫でている。 愛され上手じゃないぼくらは 愛し上手じゃないぼくらは きっと 地獄に落ちるんだ。 誰かの命を救うふりをして スマホを抱きしめたまま 死なそうとしている。 眠れなくなるだろ。 [verse 2] ぼくたちの大切なものは 思うほど多くなかった。 きっと きっと もっとって 買い物リストのように詰めても もの足りない。 ぼくらの生産的キュウアイで 世界はやさしく 変わってゆく。 そしてそのしあわせは スワイプしても みつからず きっとキミの夢も 目も疲れきって それでも 誰かが 同じように 世界を捨てていく 愛され上手じゃないぼくらは 愛し上手じゃないぼくらは きっと 地獄に落ちるんだ。 誰かの命を救うふりをして スマホを抱きしめたまま 死なそうとしている。 眠れなくなるだろ。 [outro] 朝でも夜でもない時間に 腐っていく頭をまわして あれでもこれでもそれでもない答えを 目を回すくらい探している 誰にも言えない言葉と 消してしまった下書きと スマホの光がまぶたの裏に残って もう何か成し遂げる気力もない 愛され上手じゃないぼくらは 愛し上手じゃないぼくらは きっと 地獄に落ちるんだ。 やさしさが まだ暗号みたいに 瞬いて 滲んで 消えてゆく きっと誰かは きみを見ている。 きっと誰かに 言葉は届いて。 せめて誰かは 眠れるように。 ただキミが 今日も眠れますように。

