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夢の標本

V6

✧・゚: *✧・゚:* *:・゚✧*:・゚✧ 《LUMINESCENCE》 第三部 ― 夢の標本 硝子の小瓶に閉じ込めた、誰かの夢の欠片。 蓋を開けるたび、色は移ろい、 見覚えのある景色さえ、知らない姿へと変わってゆく。 忘れないために残したはずのものが、 いつしか新しい夢を描きはじめる。 ――最後の瓶には、行き先のない小さな光が残されていた。 ✧・゚: *✧・゚:* *:・゚✧*:・゚✧ [Instrumental Intro] [Verse 1] 硝子の底に 沈む朝 まだ誰のものでもない景色 指でなぞった 輪郭が 少し遅れて ほどけてゆく 薄い光を 折りたたみ 小さな瓶に 閉じ込めた 忘れないための はずなのに 名前だけが 残っていた [Pre-Chorus] 揺らして 止めて 透かして 隠して 同じかたちを 探すたび 違う明日が 映り込む [Chorus] 忘れないために 閉じた夢が 知らない色で 目を覚ます あの日のままじゃ なくてもいい 硝子の向こうで 朝が揺れる 指先から こぼれた光 拾い集める そのたびに 昨日と違う 景色の中で 新しい夢が 息をする [Instrumental Break] [Verse 2] 二番目の瓶 雨の匂い 三番目には 知らない駅 四番目だけ 何もなくて 空白さえも 透きとおる 並べ替えれば 別の夜 順番ひとつで 違う空 確かだった はずの記憶 静かに形を 変えてゆく [Pre-Chorus] 重ねて 離して 戻して ずらして 正しい場所を 探すほど 遠い景色が 近くなる [Chorus] 忘れないために 閉じた夢が 今度は音を 変えてゆく 呼び慣れたはずの その名前も 硝子の向こうで 霞んでる ひとつ残った 淡い光 手のひらに 受け止めたら 昨日と違う 景色の中で まだない朝が 息をする [Instrumental Interlude] [Bridge] 最後の瓶は 空っぽで 光も影も 見えなくて それでも ほら 底に残った 小さな揺らぎ 誰の夢にも ならないまま [Final Chorus] 忘れないために 閉じた夢を 今ならそっと 開けられる あの日のままじゃ なくてもいい 変わってゆくから 美しい 指先から ほどけた光 もう拾わずに 見送ろう 名前のない 空の向こうへ 新しい夢が 飛んでゆく [Instrumental Outro]