[Intro - City Ambience / Wind / No Beat] 夕方五時 影が伸びる 立入禁止のテープが 擦れて鳴る ……ここに あったはずだ --- [Verse 1 - Detailed / Realistic] ビルの裏 ひび割れた床 傾いた灰皿 ひとつだけ 名前も知らない顔ぶれが いつも同じ距離で並んでた 誰かが火をつける その音で なんとなく 時間が揃う 会話なんて ほとんどない それでも 成立してた --- [Pre-Chorus - Memory / Sensory] カチッ 火が灯る瞬間 空気が 少しだけ緩む 深く吸って ゆっくり吐く それだけで 戻ってこれた --- [Chorus - Emotional / Expanding] 煙が揺れているだけで 全部 整っていった 誰にも触れられないまま ただ ここにいられた あそこにあったのは ただの喫煙所じゃない 言葉にしなくてもいい 逃げ場みたいなものだった --- [Verse 2 - Loss / Contrast] 朝にはもう 何もなかった 跡形もなく 消えていた 張り紙ひとつ 残さずに 最初から無かったみたいに “時代だから”って一言で 切り取られた 数分間 代わりを探して歩くほど 似て非なるものばかりで --- [Pre-Chorus 2 - Distorted Memory] ポケットの中のライター 癖で 指が動く カチッ……カチッ…… 音だけが やけに響く --- [Final Chorus - Peak / Deep Emotion] 煙がなくても わかるだろ あの時間の 重さくらい 吐き出せる場所が どれだけ 必要だったか 音も 匂いも 温度も まだ ここに残ってるのに 戻れないのは 場所じゃなくて あの時間だ --- [Outro - Empty / Wind] 風が抜ける 誰もいない隅で 立ち止まる理由だけが 行き場をなくしてる


