
図書館を出る夕方 机のノートをバッグに詰める 並んで入るスーパーのドア 吹き出す冷気に少し涼む 青いカップとアイスバー 「外のベンチで食べようか」 木陰で見つける空きベンチ 袋から出す冷たさ 「溶けるから早く」急ぐ指 角からとろけて舌で止める 蝉の声が途切れる 「一口ちょうだい」ただ見つめる "Freeze this moment in our hearts!" 「固くて削れない」と笑う スプーン鳴らす手を見る 並べる違うスクールバッグ 「遠出したい」と漏れる 「夏が終わったらどこ行くの」 ぬるい風が通り抜ける ガリガリ削る青い氷 「そっちはもう無くなりそう」 食べる速さの違いを笑う 言葉の隙間を埋める一口 橙色に伸びていく影 刻一刻と迫る気配 "I don't want this day to end!" 踏切が鳴り出す夕暮れ 「見て見て」と突き出す『当たり』 「強運だね」とかえす声 ポリ袋が風に膨らむ ベたつく指を拭く紙 空のカップを重ねる手元 チャイムが街に響き出す 立ち上がる前のためらい 「明日もまた同じ時間で」 消えたアイスの手を見る ゆっくり歩き出す帰り道 傾く西日とゴミ箱 カップを投げて手を繋ぐ "I promise I will never let you go!" 自転車の鍵外す手 「気をつけてね」と信号待ち ペダルを踏み込む足 蜩の鳴く帰り道 "Our sweet summer memories will live forever!"

