
マラソンの背中を追いかける影 私はボロボロのデッキブラシ・セグウェイ 乗り心地は砂の歯ぎしり 加速しない、でも焦りだけは増える 隣には巨大な三輪車の哲学 ドーナツくらいの車輪で世界を噛む 小さすぎる円が、現実を転がす 転がるたびに意味が欠けていく 見る、見られる、ちらっと インド人の少女の視線は針のないコンパス 私は追う、追われない、追えない 深層の道路標識が溶けていく 突然、無人の中学校の教室 窓の外に山と町、紙みたいな遠景 友人は窓から、ベニヤ板の滑り台 笑いながら重力のフリをする 危ないと思う、だから追う でも危なくない、スリルも薄い 脳は驚きの顔を忘れて 代わりに気まずさを着替える 見る、見られる、ちらっと 照れた沈黙が地面に着地する 私は追う、追われない、追えない 物語だけが、無意味を運ぶ
Comments are disabled on this song
