
〜祭〜Sumimasen Paradox
(Intro) Welcome to the islands of the bowing sun. Where silence speaks louder than guns. ⸻ (Verse 1) 空港降りた瞬間 波のような会釈 見えないルールが 肌に触れてくる 自動で開くドア 触れてもいないのに ここでは「親切」が 物理法則らしい 差し出したコインが また手の中に戻る 善意は円環して 逃げ場がない 微笑みの裏側に 理由を探したら 僕のほうが無礼者みたいだ ⸻ ここでは衝突より 回避が尊ばれ 言葉は使うほど 減点される ⸻ Oh, Sumimasen! 挨拶でもあり 降参でもあり 感謝でもあり 防御でもある 空気を読んで 自分を削り 角のない心で 角を立てずに生きる 矛盾が整列する Wonderland, Japan ⸻ (Verse 2) 午前三時の光 無人の自販機 信頼という名の 結界の中 列車の揺り籠で 無防備に眠る人々 戦場じゃないのに 鎧を脱いでいる 落とした財布より 落とした迷惑のほうが 重罪らしい 「大丈夫です」と言うほどに 本当の声は遠ざかる ⸻ 争わない技術が 進化しすぎて 感情の置き場が 見つからない ⸻ Oh, Sumimasen! Helloでもあり Goodbyeでもあり I’m sorryでも Thank youでもある 正しさの檻で 自由を守り 頭を下げて プライドを立てる ゴミ箱はないのに 道はクリスタル 自ら律する 孤独な侍 Invisible rules in Wonderland, Japan ⸻ ショーケースの料理は 永遠に冷めず 本物より上手に 理想を演じる 「とりあえず」で始まり 本音は最後まで来ない 察するゲームに 勝者はいない でも負けた顔も 許されない ⸻ 都会の夜に溶ける、少し寂しい旋律 ⸻ Oh, Sumimasen! 謝ることで 世界は滑らかに回り ぶつからない代わりに 深くも触れない 礼儀という名の 完璧な装甲 優しさという名の 透明な壁 それでも僕は この静かな星に 少し救われている Wonderland… Japan. ⸻ (Outro) 「次は現実、現実に止まります」 行列は続く 片側だけ空けられた未来へ 今日も誰かが 小さく世界を守っている Stay polite… Sumimasen.

