ネオンが雨に溶ける 無機質な夜 錆びた空気を裂いて 駆け抜ける影 コードに刻まれた 消せない命令 振り返る余白さえ 許されはしない 誰かが崩れ落ちる音 胸の奥で何かが砕けた それでも足は止まらない 止まり方なんて 知らないから 月光の囁きが 背中を押す 「行け」とも「戻れ」とも言わずに 涙は零れても 乾くことはない 心の中で 叫び続けてる 何のため 誰のため 答えはもう 霧の向こう ただ 君を失いたくない それだけを抱いて 走る 警報が空を裂く 赤い光 データより重たい 体温の記憶 名前を呼ぶ余裕も 奪われて 銃声の残響だけが 真実になる 倒れた君の手を 離した瞬間に知った 正しさよりもずっと 痛いものがあるって 月光の囁きは 冷たくて 祈りさえも 透過していく それでも涙は 止められない 胸の奥で 叫び続ける 理由なんて もういらない 使命さえ 霞んでいく ただ 君の面影が この闇を 照らしてる もしここで 私が倒れても 次の影が きっと走る それが 私達の生き方 壊れた世界が 決めたルール でもそれでも 心だけは 従えない 月光の囁きが 夜を裂く 名前のない 少女達の歌 血と涙に濡れた この願いは 誰にも消せはしない 何のため 誰のため 答えは 失われても 仲間を想う この鼓動が 私達を 人にする ネオンが消えた先で また 月が囁く 「生きろ」と 「忘れるな」と 最後に零れたのは 偽物(デジタル)じゃない涙 嘆きは 静寂に溶けていく……