Cyber Force 3rd Evolution楽曲募集中 詳しくはこちらのURLを参照 https://suno.com/song/b7a0861c-96d3-4526-800b-38f88dc81ce9 混沌曲のプレイリストはこちら Vol.1 https://suno.com/playlist/7d4c3b67-4d3c-4538-a20d-f03ab313e6fe Vol.2 https://suno.com/song/3d281fd9-7751-4632-ac8e-3b550ce0e741 前回はこちら https://suno.com/s/H9syQ8ZkzRoK0D9f 《Zi-Trix is RE-ALIVE》 【中枢維持区画/修復ドック】 ジトリックス:「……ここは……?」 低く、かすれた声。 それはかつての子供体のものではなく、完全な大人体とも違う、 中間に固定された声だった。 視界がゆっくりと焦点を結ぶ。 天井に走る光のライン、一定の周期で鳴る中枢の駆動音。 DIMEN-TIA:「中枢維持区画よ。おかえりなさい、ジトリックス。」 その声に、ジトリックスの瞳がわずかに揺れる。 ジトリックス:「……ママ……?」 記憶が、断片的に浮かび上がる。 膨張する出力。 紫の干渉。 ニジェラの存在。 そして――自分が“大人の形”へ踏み込んだ瞬間。 ジトリックス:「わたし……確か…… 大人体になって…… ニジェラを……追い払って……」 ゆっくりと、自分の手を見る。 細すぎず、だが完成には至らない指。 成長途中で止められた形。 ジトリックス:「……わたし…… 消滅、してない……?」 アルヴェイル:「……演算同期、安定域へ移行。 ジトリックスの基本ループ、確立しました。」 その言葉に、ジトリックスは一度だけ大きく息を吐く。 恐怖ではない。 安堵に近い、だがまだ確信には届かない反応。 DIMEN-TIAは、静かに続けた。 DIMEN-TIA:「あなたは消えていないわ。ただし……元の状態でもない。」 ジトリックス:「……」 DIMEN-TIA:「あなたは“黄”として再起動した。でも、“紫を経験したまま”でね。ちょうど子供体と大人体の中間の形として。」 ジトリックスは目を伏せる。 胸の奥で、何かが完全に消えていない感覚が、確かにあった。 アルヴェイルが一歩前に出る。 アルヴェイル:「ジトリックス。今、境界荒野で重大な事態が発生している。」 簡潔に、だが正確に。 ニジェラとの交戦。 エルフレアの鼓動-System-による”あちら側”への進化。 そして――制御を失った暴走。 アルヴェイル:「現在、ラクリアはエルフレアを抑えきれずにエネルギー消費度も70%。エルフレアは、停止条件を自ら破棄した状態にある。」 ジトリックスの表情が、わずかに強張る。 ジトリックス:「……エルフレアが……暴走…?」 DIMEN-TIA:「ええ。 このままでは、彼女は“止める対象”になる。」 その言葉の重さを、ジトリックスは理解した。 それが意味するのは、排除。 救済ではない。 一拍の沈黙。 ジトリックス:「……それで…… ジトを……起こしたの?」 DIMEN-TIA:「そうよ。」 迷いのない答え。 DIMEN-TIA:「あなたとアルヴェイル、二人の戦線が必要なの。アルヴェイル一人では今のエルフレアに=NULL=を有効範囲で発動させて暴走を”無かった事”にするのはほぼ不可能」 ジトリックスはしばらく黙っていた。 自分の身体感覚を確かめるように、指を動かす。 完全ではない。 以前よりも、できないことが増えているかもしれない。 それでも―― ジトリックス:「……わかった。」 顔を上げる。 ジトリックス:「わたし…… エルフレアを……止めたい。彼女…ジトの為に暴走しちゃったんでしょ?」 アルヴェイルは、短く頷いた。 アルヴェイル:「共同戦線、成立と判断します。」 DIMEN-TIA:「気をつけて。 今のあなたは、以前の黄のコアのジトリックスとは違う。紫のコアの影響がどう働くかはまだ未知数…」 ジトリックス:「……うん。でも……それでいい。」 立ち上がる。 中間形態の身体が、静かにバランスを取る。 ジトリックスはアルヴェイルを見る。 ジトリックス:「行こ。 エルのところへ。」 二人は中枢を後にする準備を始めた。 その背を、DIMEN-TIAは黙って見送っていた。 橙の残光が、まだ彼女の内部でかすかに脈打っていることを、 誰にも告げることなく。 ――境界へ向かう戦いは、 まだ本当の始まりにすぎなかった。 つづく https://suno.com/s/Jj5zvuXPoT8DYbjF [Intro] ……ここは、どこ? 残ってる……わたしは、まだ [Verse 1] 壊れたはずの記憶が 静かに灯る 紫のノイズ 胸に残したまま 大人にも 子供にもなれない 止まったままの この身体 [Pre-Chorus] 消えたと思ってた 名前も 想いも それでも呼ばれた 「戻っておいで」と [Chorus] I’m RE-ALIVE 不完全でも ここにいる 黄に戻って 紫を抱いて それが今の わたし I’m RE-ALIVE 失ったままじゃ 終われない 止めたい この手で まだ 間に合うなら [Verse 2] 暴走する鼓動の向こうで あなたが 壊れていく音 守るためだったはずなのに 救えなかった その選択 [Pre-Chorus 2] 最適解じゃなくて 正解でもなくて それでも選ぶ 「行く」と決めた [Chorus 2] I’m RE-ALIVE 半分のままでも 進む 子供でも 大人でもなく “今”を生きる I’m RE-ALIVE 戻れないなら 止めるだけ あなたを 失う未来は 選ばない [Bridge] ……ねえ 聞こえる? わたしは ここにいる 消えてなんか いない 一人じゃない 紫が 疼いても それでも 手を伸ばす 壊すためじゃない 繋ぐために [Final Chorus] I’m RE-ALIVE この世界に 立っている 過去も 矛盾も 全部抱いて 進むしかない I’m RE-ALIVE 終わらせない この物語 たとえ不完全でも わたしは—— [Outro] ……行こ エルのところへ