
寝癖のままで飛び出した いつもの朝 いつもの道 信号ひとつ待たされて なんとなく空を見上げた 昨日と同じ青なのに 昨日とは違う風が吹く そんなことにも気づかずに 僕らは今日を急いでる くだらない話で笑ったこと 名前を呼ばれて振り向いたこと 全部いつか最後になるなんて 今はまだ知らなくていい 今日という名の奇跡を 僕らは普通と呼んでいる 二度と来ないこの一秒を 当たり前みたいに歩いてる 泣いたっていい 迷ったっていい 格好悪くたって構わない この瞬間を生きている それだけで 今日は美しい コンビニで買った飲み物 イヤホンから好きな歌 電車の窓に流れていく 知らない街の夕焼け 大げさな夢じゃなくても 幸せはそこにあったんだ 誰かの「また明日」が なぜだか今日は優しかった 失くしてから気づくものを 失くす前に愛せたなら 僕らは少しだけ 上手に生きられるかな 今日という名の奇跡を 僕らは忘れてしまうけど 何でもなかった一日ほど あとになって胸に残る 会いたい人に会えること 笑いたい時に笑えること そんな小さな出来事が 人生をつくっていた もしも今日が うまくいかなくても それで今日が 間違いになるわけじゃない 雨の日には雨の音があり 夜には夜の匂いがある そして僕には 今日を生きた記憶がある だから 今日という名の奇跡を もう少しだけ抱きしめたい いつか思い出に変わるなら ちゃんと今を見ていたい 泣いた顔も 笑った声も 言えなかった言葉さえも 全部連れて歩いていこう 僕だけの今日だから 明日になれば 今日にはもう戻れない だから最後に ひとつだけ 今日も生きててよかったって いつか笑って 言えますように

