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■ 蟻-アリ-(ツクモ版) ギャグストーリー

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■ショートギャグストーリー 自治ニュース緊急速報をお伝えします。 蟻 特別武装部隊 通称『ATB』が、 市街地区96蟻領X地帯へ 敵地進行開始。 難攻不落とされる この作戦の成功率、僅か 3%」 緊迫感のある最前線の 映像が映し出される。 「まさか、やるのか!?」 A-29が言う。 「連敗に終止符か」 友人のk2が 深刻な表情浮かべる。 「勝てるのか?」 不安な俺は聞いた。 「奴等無敗96蟻部隊 最強部隊 敵無し 勝ち目は無し」 「無駄死にか?」 「まさに……それな」 そこへ、 迷彩軍服着たアリが現れ、 俺に言う。 「A-29。 本日 特殊部隊ATBへ 招集令が出た」 「はい?」 「今から現地合流」 「え、待って俺、 今 特別優遇中やけど?」 腕捕まれる。 「昨日までは、な。」 特別優遇期間 昨日 終了。 「確保 完了」 天国から地獄。 k2が手を振る。 「女王蟻に勝利を✨」 『一匹は皆のため、皆は一匹のため』 女王蟻、推定18歳。 ボンタンあめは2ヶ月前に尽きた。 これは特別優遇働かない蟻、並びに 女王蟻のモチベーション維持のための 作戦であります。 ……なお、働かない蟻は女王の側近です。 砂埃舞う戦地 目前に広がる。 「新兵か?」 「はい、今到着しました」 「なら、並べ!1列に連なるアリ地獄螺旋だ」 「アリ地獄螺旋って?!」 「並べばわかる」 「わからないです!」 「これが我らの隊列だ!」 「隊列って、」 「さっさと進め!」 中央付近 は激戦地帯だ。 次々仲間のアリが飛ばされる。 「ボンタンアメ!目視!」 「駄目だ!96蟻隊が押してくる!」 「この隊列で突き進め!」 「本当に、この並びで正解なんですか?!」 「進めばわかる!」 「1度も勝ったこと無いでしょ?!」 「勝率3%を維持!」 隊長が叫ぶ。 「さんパー(3%)!さんパー(3%)!!」 それに呼応する。 「いける!これからが勝負だ!」 勢いが増す。 「そうだ!勝負だ!!」 ーーダメだ、コイツら洗脳されてる。 俺はその時ーー、 あの、幸せなひとときが 脳裏を掠めた…… 甘い、ボンタンアメと女王様だ。 我に返る。 視界の隅にはボンタンアメ。 立ちはだかる96蟻部隊。 「あ……あとちょっと、だ」 俺は手を伸ばした。 触れられそうで、 触れられない距離。 「いけるか…?」 期待が増す。 瞬間、 自分より2.5倍もある 巨漢96蟻。 「甘めぇよ」 のひと言と同時に、 サイドフック炸裂した。 砂煙の中、 からだが宙を舞う。 周りの声が聴こえる。 「さんパー(3%)、さんパー(3%)!」 あぁ……これが現実ってやつなんだ。 ーー俺はそこで意識が、途切れた。 ーー意識が、戻る。 「……ここは?」 見慣れた天井のつちかべ(土壁)。 「お前、意識ないまま運ばれてきた」 隣にはk2が居た。 「生き残ったのか……?」 「ああ」 「勝率3%の勝利か……?」 「いや、今回ボンタンはGETならずや」 その言葉に肩を落とす。 「言いづらいが」 背中向けたk2が言う。 「なに?」 「実は、作戦 第2弾がある」 「……え、まじか」 まさに『勝率97%の残業確定案件や』  (秒で負ける確率92%、勝利3%、引き分け5%) まだまだ、 俺の戦いは続く、らしい。