
懐かしい 扉を開いた 珈琲色した大好きな机 埃を被ってクリームをのせたようで 悲しいはずなのに なぜか微笑んだ 写真立てにはセピア色の君 ずっと待たせてごめんね 新しい世界の 光はまばゆ過ぎて 僕を拒むように影すら消した 懐かしい景色にはもう 君の姿はなくて 残酷な時の流れを気付かせた 写真の中の君だけが 変わらず僕を包んでくれた 会いたくて 会えなくて 切なさだけが募ってゆく 陽射しがオレンジの葉を照らす季節 隣に君が居ない日が続いたある日 違和感は焦燥感に変わっていった 心は離れ すれ違い 掛け違えたままの日々はもう戻らなくて 卒業写真に映った 少しぎこちなく微笑むあなたは 僕と離れ大人に近づいて やがて違う誰かと共に道を歩くのだろう 街で会ったあなたはまるで違う人 声も掛けず視線を逸らした お互いそれしか出来なかったのでしょう? またいつか 違う場所で 笑って会えますように… 冬の足音 近付く季節に

