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刻のタクト

V6

[Verse 1] 学生の頃に、一度だけ ばらばらの音を、ひとつに揃えた 今日の仕上がりは、息が合う 悪い波を、引かなくてよかった [Pre-Chorus] 力はあると、分かってた 名前には、しなかっただけ 好きなものの角度を 少しずらして、ここにいる [Chorus] オーケストラみたいな朝 私は真ん中で、息を合わせる 先が見えてたのかもしれない ただ、波の悪い日を避けてた 削って、失って、手放しても そんなに、悪くはない 最前線に立ちながら 時間の重なりを、指揮している [Verse 2] 朝まで眠れない中継も 入れ替わりで、ようやく眠れた 誰かの手を、次の手へ 静かに、渡していく 広くなって、当たり前になって それでも残るのは 人と人の、難しい距離 近づきすぎず、離れすぎず [Pre-Chorus] 奪われる夜も、あった 技術が追いついたあとも 結局は、人の世界 指先は、次の拍を探す [Chorus] オーケストラみたいな朝 私は端でも、息を合わせる 先見の目なんて、大きくない それでも、読んでたのかもしれない 削って、失って、手放しても 今日は、悪くはない 最前線に立ちながら 時間の重なりを、指揮している [Bridge] 指揮棒は、もう手放した それでも音は、続いている 好きなものの、少し横で ずっと、それに関わっている [Outro] 入れ替わりの眠りでも 指揮は、続いていた 削っても、失っても ……そんなに、悪くはない