
ダウナーモードから始まる朝 澱む水槽の水の中を泳ぐ魚 カーテンを開ければ 秋の空は殊に高く うろこ雲が浮かんでいる 街頭の色彩は鈍色に近く 木曜の夜の滑走路は寂寥としていた 街には鄙びた言葉を話す人たちの群れ 月には嘯き快哉を叫ぶうさぎたちの群れ 蒼然とした春は僕らを蠱惑する 鮮やかに色付いてそれは憧憬の的になる 凛として佇む彼に猜疑心なんてない 彼は推敲し続けている 静謐な世界の入り口の見つけ方を 虎視眈々と狙うのは明確なイマジネーション 勇躍する彼とメフィストフェレスのような人間の狭間にあるイデア アルゴリズムを考え、疑惑を晴らす そして同じ人間だという証明を立てる 朽ちた葉は訝しげにこちらを見ている これは意味のある偶然なのかと彼は考える 時間が経ち 愚の骨頂と気付く 短い一生の内のほんの一瞬の過ち 蒼然とした春は僕らを蠱惑する 鮮やかに色付いてそれは憧憬の的になる 凛として佇む彼に猜疑心なんてない 彼を推敲し続けている 静謐な世界の入り口の見つけ方を 一縷の希望は切れ 憂き目を見たキミは少し強くなれた気がした そんな気がするだけかもしれないと 彼は一笑に付すのさ 蒼然とした春は僕らを蠱惑する 鮮やかに色付いてそれは憧憬の的になる 凛として佇む彼に猜疑心なんてない 彼を推敲し続けている 静謐な世界の入り口の見つけ方を

