
遠い夏 絵日記を書いてた頃 思いもしなかった 退屈なこと 何もないことが 尊いと知らずにいた たとえば 庭のヒマワリについた セミの殻だとか 何でもないもの ただ眺めることなんて 最高に贅沢だって 明日があること 信じられるほど 先のことは誰も知らない だから 明日があるなら 今日と同じくらい くだらない日でありますように 明日があるなら 今日と同じくらい ありふれた日でありますように ただ願う 宵闇 カラスウリの花が どこかで咲いている 夜風の運ぶ甘い香りに 思わず振り返る帰り道 いつもの風景 いつもの顔で 明日もそこにありますように どうか 明日があるなら 今日と同じくらい くだらない日でありますように 明日があるなら 今日と同じくらい ありふれた日でありますように ただ願う

