
からめた指先のぬるい熱 汗ばんで 狂った うるおう熱 なめらかに冷えた皮膚のした さらさらと 音たてる髪に触れて 伏せたまぶたと睫毛の角度 さらさない ところの 内緒のあれも きこえない息の音 すれる肌のなめらかに 浮かされたよう 眼の色に とらわれる 朝も昼も夜も 狂うよう あふれる現実の色に戸惑う あふれだす君の色に惑う あの布にくるまったまま あのままの ふたりがよかった 今はない熱を 色を 声を ほんとうにとても あいしていた 文字も声も言葉も 抱きしめて口づけて どんな深みも どの色も きっと 表すことができない あのすべてを ゆめをみるような現実のなか あの熱を色を声を仕草を ただ在った無意識のすべても 狂うよう ほんとうに あいしていた はなれた手をながめるしかない 今も今日も明日も ふとおもう 狂うまま 生きてはいけなかった からまる指をほどいて 歩いた 朝も昼も夜も君を。ほんとうに あいした さようなら 狂うまま 明日へ わすれて きみは すべて すてて

