
洗い髪に 残るシトラスが まだ夏を離しては くれなくて 面影にとらわれ 振り返る 『こんなに部屋、広かったんだ…』 まとわりつく汗 流すみたいに 新しい香りを 肌に選んでみる 鏡の中のあたし 少しだけ違って 似合わないと思ってた…悪くない 風ひとつ通るたびに 増えていく 好き まだ知らないあたしに 出会える予感 でもなんでかな? 自由がつまらない 振り返れば そこに 君の記憶 ただひとつ よすがとなりし 名残の香 いずこのひとに 移り香るらむ 風の気色 ふわり風 香り 運ぶ風 便る 衣を更ふるごとく さみしげな 誰かのお気に入り 透き通るボトルやけに 涼しくて 色を残したまま 乾いていく 『もう使わないんだけどな…』 まとわりつく汗 流すみたいに 新しい香りを 肌に選んでみる 鏡の中のあたし 少しだけ違って 似合わないと思ってた…悪くない 風ひとつ通るたびに 増えていく 好き たくさんの香り浴びて 選ぶ喜び でもなんでかな? 違いが分からない 振り返らず 進む 揺れるゆんだ髪 ただひとつ よすがとなりし 名残の香 いずこのひとに 移り香るらむ 風の気色 ふわり風 香り 運ぶ風 便る 衣を更ふるごとく 夕暮れ早まり 遠回りもしなくて良くなって あの日選べなかった事だって 今ならちゃんと好きを伝えられる 誰かに似せなくていいんだって ようやく鏡に笑いかけられる ふわり ふわり ふわり かおる もっと もっと もっと 好きになれる ふわり さらり ゆらり ひらり もっと きっと ずっと かがやける まとわりつくシャツ 脱ぎ捨てるように 新しい香りを 肌に選んでみる 鏡の中のあたし もうまよわない 似合わないと思ってた…これがいい 風ひとつ通るたびに 増えていく 好き これから出会うあたし きっと悪くない もうなんでかな? なんてまよわないで 振り返れば 笑顔 ほどけた髪 ただひとつ よすがとなりし 名残の香 いずこのひとに 移り香るらむ 風の気色 ふわり風 香り 運ぶ風 便る 衣を更ふるごとく 景色 色付く そこは 秋隣 洗い髪に 残るシトラスも もう秋のとなりに いるみたい 面影に目を細め 思い出す 『こんなに空、広かったんだ…』

