
[Verse 1] 鏡の前で 曲がった輪っかを直す 「フツメンだよね」って 笑ってごまかす朝 君は制服の袖 静かに指でほどいて 隠した傷あと 陽だまりに透けてた [Pre-Chorus] 「どうせ天使でしょ」って 睨むようなまなざし かすれたまつげの奥 小さな焔 でも美しい [Chorus] はかなく美しい悪魔の君 笑って「神サマなんて大キライ」 僕の羽根を一本抜いて 爪でくるくる ちぎって落とす 祈りなんて 全部 焼けちゃえばいい そう言って 泣きそうな目で たすけて なんて 言わないくせにさ [Verse 2] 階段下の非常口で ふたり 授業をさぼる 君のイヤホン片方 耳に押し込まれて 画面に写ったニュース 世界のどこかの争い 「ほら見て 神のせい」 舌打ちする横顔 [Pre-Chorus] 「魔王も神も同じ」 小声で毒を吐く 震える肩先だけ 子どもみたいで でも美しい [Chorus] はかなく美しい悪魔の君 呟く「正しい誰かはいない」 胸の奥 黒く濁った 涙 飲み込んで 笑ってみせる 祝福とか 全部 呪いみたい そう言って 僕の輪っかを 少しだけ 斜めにして 「地獄も案外 楽しいよ」 [Bridge] もしも僕が ただの人間だったなら 君の傷を 理由にしなくて済んだかな 「神をうらむ資格なんて ほんとはないくせにね」 そう言いながら頬撫でる 焦げた羽根の手で [Chorus] はかなく美しい悪魔の君 叫ぶよ「神サマなんていらない!」 魔王だって どうせ逃げた 置き去りの祈り 瓦礫の下で それでも僕は 君の隣 落ちた羽根を拾い集めて 「恨んでいいよ」と 笑うしかない天使 [Outro] 昇ることさえ 諦めた空の下 フツメン天使と はかなく美しい悪魔の君 世界を呪って 手だけ強く 繋いだまま

