[Verse 1] ドアを閉める音が 部屋の奥まで届く 左足から 靴を離して 少し遅れて 体重を移す 鞄を置けば 金具がひとつ鳴る 廊下の灯りが 細く床へ伸びている 靴のかかとだけ まだ影の中にある ⸻ [Verse 2] 靴先は 昨日より少し揃う 指先だけで 壁に触れて 灯りの切れる ところを曲がる 足裏に 床の冷たさ 遠くの道路を 車が一台過ぎる その音が消えても 部屋はそのまま ⸻ [Pre-Chorus] 壁から離れた 右の手を 一度だけ 服で拭って 左足 右足 同じ床へ 順番に置く 時計の針は 見ないまま ⸻ [Chorus] 左足から 今日も靴を脱ぐ 床は何も知らず 同じ温度を返す 灯りの端を ゆっくり越えて 鞄は今日も いつもの場所 うまく歩けたか 確かめもせず 部屋の奥へ また歩いていく ⸻ [Bridge] 壁に添えた手が 先に離れる 影だけ少し 遅れて曲がる 左足は もう床の上 右足も 静かに並ぶ 外のどこかで ドアが閉まった 誰の音かは 分からない この部屋には 何も起こらず 時計だけが 進んでいく ⸻ [Last Chorus] 左足から 今日も靴を脱ぐ 床は変わらず 同じ温度を返している 灯りは今日も 壁の途中で切れて その先だけが 少し暗い 鞄の金具が もう一度鳴って すぐに部屋は 元の音へ戻る 左足 右足 同じ幅では なくてもいい 足裏だけで 床を確かめながら 今日の部屋を 奥へ歩いていく ⸻ [Outro] ドアは 閉じたまま 灯りは 部屋の隅まで届かない 揃えた靴に 細い光 時計の針が ひとつ進む 廊下の向こうを 誰かが通る この部屋には 入ってこない 左足から 床に触れる そのあと右足も ついていく © Kamo Please do not re-upload, redistribute, or release this song or its lyrics on other platforms without permission. 無断転載・再配布・無断での音楽配信はご遠慮ください。