
白いカップをふたつ並べた あなたの指あと まだ消えない 隣の椅子にはあなたがいる それなのに ひとつぶん 空いて見える うれしいほど増えるの しまう場所まで考えてる 同じ声 同じ癖 ねえ すごく きれい あなたをもうひとつ 同じあなた ここへ置いて ひとつじゃ足りない 手に入れたからまだ足りない 笑わなくてもいい ちゃんと同じでいて もうひとつだけ ね、それで おしまい 好きな顔は並べたい 右にあなた 左にもあなた 少し違ってもいい まばたきの速さだけ変えて ふたつになれば 三つ目の場所が見えてくる 空いてなかったはずなのに ほら ちゃんと空いてる 数えかた まちがえたかな ひとりじゃなくて ひとつ だって大事なものは なくさないように増やすでしょう あなたをもうひとつ もうひとつ その次も 同じあなた なのに違う 違うならそれもほしい まだ足りない まだきれい 空いた場所が増えていく もうひとつだけ ね、今度こそおしまい ひとつ ふたつ ちゃんといる なのに ここ まだ空いてる

