水面に映る星光に手で触れて 隣で虚ろうあなたの指先に光を繋ぐ 悠然と佇む七彩は揺らいでいた 凍見る手に息を吐きかける事さえ 淋しい祈りに見えた 指の先で私をあやす 二人の重ねる手の温かさよ 定まらない空を見て 滔々と揺れていた 手を握り返してくれるあなたに どれほど光を感じただろうか あなたの手には あえかなる星の光に 照り還る涙の跡 茜時になってもまだ佇む二人 七彩を抱いて 重ね合う時は木立に透ける   あと少し もう少しだけで いいからと願う 行く先が見えない薄暗い空を 羽ばたく強さが欲しい 風の道を抜けて 白日に二人は 手を差しのべて彼方を見る 明かりは灯り その温もりに人々は緩み 『幸せの意味に気づく…』 瞬くの光の林 かき分けて見つけたのに 舞い来てすれ違う 広がっていく七彩 たたんでしまいそうになる羽は あなたの音と共に昇っていく 静々とただ手を握り 問わず語り 彩なす星空に光が舞う 虚空と深い吐息に かき消されていく 篠突く雨去りし後 星天を仰ぎ 二人は知る事になる 『人の幸せの在り方を…』