[Intro ] 風が 東から吹く夜 慶雲(けいうん)は 静かに 天(そら)を染めていく [Verse 1] 銀の河(かわ)に 舟を浮かべ 月のしずくを 袖に受ける 遠き都の 灯(ひ)を越えて わたしは今 舞い降りる 蓮(はす)の香りに 誘われて 名前も知らぬ 恋を知る 白き羽根には まだ少し 夜露(よつゆ)のような ためらい [Pre-Chorus] 星が揺れるたび 胸の奥が ほどけていく [Chorus] 慶雲(けいうん)、天(そら)に満ちて 瑠璃(るり)の夜空を 染めていく あなたを想う そのたびに この羽根は 熱を帯びる これは夢か? 兆しか? まだ答えは いらない 月影だけが 知っている わたしが 変わっていくこと [Verse 2] 絹の風が 髪を撫でて 琵琶(びわ)の音色が 遠く響く 正しさだけでは 届かない やわらかな願いがある あなたの声を 探すたび 水面(みなも)に星が 散っていく 帰る場所さえ 忘れそうな 春宵(しゅんしょう)の まぼろし [Pre-Chorus] 祈りのように この心は 色づいていく [Chorus] 慶雲(けいうん)、天(そら)に満ちて 金の灯籠(とうろう) 揺れている 触れた指先 その熱が 静かな夜を 変えていく これは恋か? 運命か? まだ決めなくてもいい 銀漢(ぎんかん)の果て 見つめながら わたしは 歩き出す [Bridge / Spoken] 天(そら)は どこまでも 遠いのに どうして あなたのそばだけ こんなにも あたたかい [Final Chorus] 慶雲(けいうん)、天(そら)に満ちて 新しい朝を 呼んでいる たとえ世界が 移ろっても この光を 忘れない 夢でも 祈りでもいい このまま 進ませて 月と星河(せいが)の その先へ わたしは 舞い上がる [Outro / Whisper] 慶雲(けいうん)は 今日も静かに 天(そら)を満たしている