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僕、多くない?

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V6

[Intro] 僕はけっこう 僕が好きだ この顔も この髪も この目も 悪くない いや―― かなり好きだ 世界にひとりくらい こんな僕がいたって いいだろ? [Verse 1] ここは少し狭いけど 別に嫌いじゃない 歩ける場所もあるし 話す相手もいる ただ 見える世界は狭くて いつも同じ景色を 同じ角度から見てる そんなある日 向こう側に ひとりの男を見つけた …… 「誰?」 僕と同じ顔だった [Verse 2] 最初は鏡だと思った でも 僕が右を向いても あいつは動かない 僕が笑っても あいつは笑わない 僕が眠る頃に あいつは起きて 知らない誰かと 何か話してる だから分かった 鏡じゃない ちゃんとそこにいる 別の誰かだ …… でも 似てるな いや 似すぎだろ [Pre-Chorus] その顔 その髪 その目 その服まで 誰なんだ 君は誰なんだ どうしてそんなに 僕に似てる? まさか…… 僕の真似? …… まあ したくなる気持ちは 分からなくもないけど [Chorus] 僕? 僕。 君も僕? いや 君は誰? Same face Same eyes Same smile でも僕は ここにいる 僕? 僕。 あれも僕? そんなわけない 世界に僕は ひとりでいい …… だよね? [Verse 3] それから毎日 向こうの彼を見ていた あいつも時々 こっちを見ていた 目が合った気がすると なぜか少し嬉しい 同じ顔なのに 知らない人 変な感じだ でも最近 僕らの周りから 人がよく消える ひとり またひとり 突然 下へ落ちて 戻ってこない …… 向こう側でも ひとり消えた そしてその場所に また―― 僕の顔。 [Build] 「……え?」 またひとり消える その後ろから また僕 また消える また僕 また僕 また僕 …… ちょっと待って 僕…… 多くない? [Instrumental Break] ガラ…… …… 何の音? ガラガラ…… 足元が動く 「え?」 世界が傾く 体が滑る 止まらない 「待って――」 ガラガラガラガラ―― 暗い穴へ 落ちる 落ちる 落ちる―― ゴトン! [Break] …… 痛っ。 …… 「痛い。」 「え?」 「え?」 …… 顔を上げた ひとり ふたり 三人 五人 十人…… …… 全部 僕の顔。 [Chorus 2] 僕!? 「僕。」 君も僕!? 「僕だけど。」 あいつも? 「僕。」 こいつも? 「僕。」 Same face Same eyes Same smile 右にも僕 左にも僕 前にも僕 後ろにも僕 僕! 僕! 僕! 僕! ちょっと待って! 僕、多くない!? [Bridge] その奥に 見覚えのある顔 …… 「あ。」 向こう側にいた あいつだった 「君……。」 「やっと会った。」 「ずっと見てた。」 「僕も。」 …… 僕は聞いた 「君は僕なの?」 「違うよ。」 「でも 同じ顔だよ。」 あいつは笑った 「顔だけね。」 周りを見る 泣いてる僕 笑ってる僕 眠ってる僕 怒ってる僕 震えてる僕 …… 同じ顔なのに 誰ひとり 同じじゃない [Silence] そのとき 空から 何かが降りてきた …… 大きい。 あまりにも 大きな手。 「……何?」 僕の身体ごと 透明な何かが持ち上がる 世界が遠くなる 僕らがいた場所が 小さくなる そして―― パカッ。 [Reveal] …… 小さな手 小さな足 作られた服 背中に 小さな文字 同じ顔 同じ形 同じ印 …… 僕は初めて 自分を見た 「僕……」 …… 「人間じゃ なかったの?」 [Final Chorus] 僕? 僕。 じゃあ僕って 何なんだ? Same face Same eyes Same smile 同じように 作られて 僕? 君? あいつ? こいつ? 全部同じに 見えたって 君が見てきた景色を 僕は知らない 僕が考えたことを 君は知らない だから 僕が百人いたって 僕は―― …… 僕でいい [Outro] 大きな手の上で 遠ざかっていく あの場所を見る 光る文字が 初めて読めた Capsule Wave …… 向こうから 同じ顔のあいつが叫ぶ 「じゃあね、僕!」 僕は笑って返した 「だから 僕じゃないって!」 「じゃあ君は誰?」 …… 僕は少し考えた 「それは――」 …… まだ これから決めるよ。 カチッ。