ある日少年は冒険の 旅に出掛けることにしたのさ 僕はもっと強くなりたいんだ 外の世界は危ないからと 彼を愛する者たちの手で あらゆる危険は取り除かれた 襲いかかる怪物もいない 呪いをかける魔女もいない 茨の道は焼き払われた 険しい道もなだらかにして つまづく石すら見当たらない さあ、もう心配はいらないよ Ah……めでたし めでたし… 怖いことなんて何もない なんて退屈な おとぎ話 失敗するチャンスを奪われ 立ち上がる強さも得られぬまま 少年の旅は終わったのさ 安全な世界しか知らずに 乗り越える壁もなく 皆んなに 守られて 幸せだったとさ Ah……めでたし めでたし… 悲しいことは何もないよ なんて退屈なおとぎ話 やがて彼を愛する者たちが 皆んな この世とサヨナラした後 彼は一人 途方に暮れたとさ 誰も守ってくれない世界   その壁は彼には高過ぎて どこまでも ただ堕ちていったとさ あーあー……めでたし めでたし 強くなり損ねた少年の なんて残酷なおとぎ話 なんて残酷なおとぎ話