明け方の駅 人波はまばらで 君を送るたび 喉の奥に 引っかかる言葉 「行かないで」か「早く帰って」か 言えないまま 列車が 僕の依存を連れ去る 窓越しの手が 揺れるたびに つぶやくんだ 「またここで 待っているよ」と 心のなかで そっと呟いた でも君が帰る日 人波のなか 咲いた笑顔が すべての曇りを 晴らしてく 小さな驚きと 感動が 僕にとって 世界で一番の 贈りものになる 軽い言葉の 祝福より ずっと ずっと 価値があるんだ この重たい手荷物のように 出会ってから今までの 痕跡が詰まってる 積み重ねた想い出は 重くて 苦しくて それでも 僕の一番美しい 甘やかな重み 決して 捨てられない 宝物だから 短い人生でも 君と過ごす 何気ない朝も夜も もっと もっと 欲しくて 貪るように 願うんだ あの日 空港のロビー 騒めく人波 見つけたんだ 疲れた背中 安心するその場所 迷わず走り出し 抱きしめた瞬間 一瞬なのに 世界を手に入れた気がした 溢れるこの感情 まだ整理できずに ずっと探してた 一番ふさわしい名前を 「愛」よりも もっと純粋で 「ありがとう」よりも ずっと複雑で 言葉にできない でも 確かにある この想いを 君に伝えたい だからせめて この人生が終わる日まで 二人で見つけた喜びを もっと もっと 少しずつ 編み続けよう 僕たちだけの 永遠を していこう 別れのたびは 次に逢う日のため 抱きしめるたび 運命に抗う くれる時間が 少なすぎると くれる距離が 遠すぎると でも 絶対に 負けない 僕たちは 負けない この人生が 流れ星みたいに 短くても 君と過ごす毎日が 生きる意味のすべてだから もっと もっと 時間よ ゆっくり 君と この詩を 編み続けさせて 未完成のまま 永遠に 君と… ずっと… 一緒に…


