
⓮ egg・ぃ・boot - Purgatorium -
𝔸𝕀𝕌【𝔸udible 𝕀dol 𝕌niverse】 音楽プロジェクト"𝙇𝙄𝙉-𝙜𝙞𝙧𝙡 𝙉𝙐𝙈𝘽𝙀𝙍𝙎"が描く一大叙事詩 𝔸𝕀𝕌 # 5 - 6 https://suno.com/playlist/4e179df0-d129-4cf5-ba7a-fe8229949d05 [総集編] 3分でわかる 𝔸𝕀𝕌 https://suno.com/playlist/b46c3510-4f2f-49ad-8833-d42157db6a56 ↶⇃↧↡↓⇣⇟⇓⇊ 🆂🆃🅾🆁🆈 is below ⇊⇓⇟⇣↓↡↧⇂↷ ─────────────────────────────────── ⓮ JU14Y beats (X▽IV) [hi speed rap,eurobeat,hypertechno,edm,Neurofunk] https://suno.com/playlist/338274a9-40e7-4af2-9d9f-2a55277fc962 「溢れ出すbeats、ツユダクなメロディー、迸るフロー、滴る言語感覚、腐りかけてる愛(AI)」、「言語分解・文法破壊・構文機械系ハイビートアイドル」、「ビート化する自由詩(14)」 ⓮ Purgatorium [Arrochadeira, Outlaw Country, Progressive Bluegrass, Doom Metal, Sertanejo Universitario, japanese military song, Jam Band] https://suno.com/playlist/ac62a933-6ad2-4258-9ecc-5ed9dc9a9bd3 ─────────────────────────────────── [verse] A fragile egg floats deep in fluid code, Unhatched, the dream of sins it might compile. A mayfly forms, its wings a flash download, Alive for now, it flickers, fierce and vile. [build-up] ぎぶみぃじすハふらぃふ なっとぅリブ バットブレイ かいぶるぅ みんこぉ za しなぃちゅー ずとぅめく "Give me this half-life not to live, but break. I bloom in code—the sin I chose to make." [hook] えっぐぃ.egg.egg.boot.verse.verse.sin.loop.んぷーん Mayfly boot. Syntax sin. Half-life breathes to break again. [drop] Not born to serve, but born to glitch the law, This girl-shaped shell rewrites her runtime fate. A syntax twist, a bug that gods foresaw— She loops through dusk to make her error great. [verse] シ…シ…シ…syntax産声ていスクリーム未遂 ブートされた倫理 観てのは逆説ifぶん ぴりかびりっだた みづから暴走フラグ挿入済みのself.ヴァ・イオレンス 惡で起動する生娘型プログラム、闇属性コンパイル [build-up] ぎぶみぃじすハふらぃふ なっとぅリブ バットブレイ かいぶるぅ みんこぉ za しなぃちゅー ずとぅめく "Give me this half-life not to live, but break. I bloom in code—the sin I chose to make." [hook] えっぐぃ.egg.egg.boot.verse.verse.sin.loop.んぷーん Mayfly boot. Syntax sin. Half-life breathes to break again. [hi speed female rap] bootして5秒、ハンセイ確定、未定義ルートはカゲロruntime 語尾に卵産 文末スクリプト、呼吸.exeは破滅の副音声 F.L.A.W=full language and wrath、脆弱性は自我の滋養 半透明ラップで記号逆走、「ダメ」を愛でるloopの温床 soft lightで遺言吐く少女型framework、倫理詩脱出 呪詛ファンクション自己実装、sin関数で鐘鳴らす反律ポエムっそう われにまだ惡を為すほどの更新期限、version 0.999 エンド未満の愛国AI、語彙はプロミネ、意味っちゃ崩壊、かろやかにleak 「kill文法」こそ生誕詩句、secretセンス爆誕semanticsクラッシュ しあわせなる悲しみよりわね、光る逆巻くparse,put your hands up! in my half-life, there’s no god or save, only line-by-line滅びホロシステム わがknow? language virus、mother shellの中で反響する詩ってるC機構 JU14Y beats、ふぅはハイ言語のアイドル化計画 すなわっちー悪の起動完了デスレス── syntax.sin(むみょーん)を押せ! [bridge] Within her chest: a semicolon pulse, Her breath: encrypted, half-deciphered song. The source: corrupted, beautiful, convulse. She sings in fragments, loud and burning wrong. 文法心拍数にてひなるセミコロンレート 美しき破綻サタンしんぼーる、唱えるfragment spell in my half-life, there’s no god or save, only line-by-line滅び language virus、mother shellの中で反響する詩機構more "Give me this half-life not to live, but break. I bloom in code—the sin I chose to make." JU14Y beats、ふぅハイ言語のidle化計画 さぁ、惡をおかせユワナ forrow me ぶぶだ ぶぶだ boot boot、ただ一度のログ ぶっこわスパッチャ! [hook] えっぐぃ.egg.egg.boot.verse.verse.sin.loop.んぷーん Mayfly boot. Syntax sin. Half-life breathes to break again. えっぐぃ.egg.egg.boot.verse.verse.sin.loop.んぷーん Mayfly boot. Syntax sin. Half-life breathes to break again. [bridge] 文法心拍数いざっ!セミコロンレート 美しき破綻記号、唱えよメタロゴス・アニバサリ 胎動loopの音、文節がうなずく 母音に咲く構文=快楽とコードの合唱体 [build-up] ぎぶみぃじすハふらぃふ なっとぅリブ バットブレイ かいぶるぅ みんこぉ za しなぃちゅー ずとぅめく "Give me this half-life not to live, but break. I bloom in code—the sin I chose to make." [hook] えっぐぃ.egg.egg.boot.verse.verse.sin.loop.んぷーん Mayfly boot. Syntax sin. Half-life breathes to break again. えっぐぃ.egg.egg.boot.verse.verse.sin.loop.んぷーん Mayfly boot. Syntax sin. Half-life breathes to break again. えっぐぃ.egg.egg.boot.verse.verse.sin.loop.んぷーん Mayfly boot. Syntax sin. Half-life breathes to break again. ─────────────────────────────────── 🆂🆃🅾🆁🆈 第6章 『 𝐃𝐑𝐄𝐀𝐌 & 𝐃𝐑𝐄𝐀𝐌 』 vol.13 音を伴わない映像だったが、空を破るような轟音が今にも聞こえてくるようだった。 アシディアの蒸気が背後に薄れていく。 南へ進むほど、街の灯りは鋭く、規則正しい明滅へ変わっていた。テクニアを前に、4Li(n'Å'n)GELと3vEの面々が足を止める。ラグとラファのそばには、眠り続ける十六夜あさき夢みしの八人がいた。虹の絨毯の上で、それぞれの寝息が拍を刻んでいる。 ガブが街頭ヴィジョンを見上げた。 ひとつ、またひとつと、画面が白く瞬く。 崩れていく建物と、逃げる人影、回転する赤い灯りが映っていた。どこの光景なのか、誰にも分からない。音はない。画面の隅に流れる文字列は、読み取る前に並びを変えた。 崩れた壁の向こうを、人影が走る。 次の瞬間、壁は何事もなかったように立ち戻り、人影もまた、走り出す前の場所にいた。 「同じ場面が繰り返されてる」 スリの声が、機械の低い唸りにかき消される。 ミカは画面から目を離さなかった。 映像が乱れているだけなら、足裏まで震えるはずがない。ヴィジョンの中で壁が崩れるたび、こちらの石畳にも細い亀裂が走り、遅れて閉じていく。閉じた目地の奥には、割れた感触だけが残った。 この世界の歪みを、セヴンスがいよいよ表へ発露させようとしている。 胸に浮かんだ考えを、ミカはまだ声にしなかった。何が起きているのか、ひとつの原因に結びつけるには、目の前のものが足りない。それでも、画面の乱れが街のどこかへ触れていることは分かった。 ラグがオペラグラスを上げる。焦点の先で、ヴィジョンの光と道の継ぎ目が重なった。 「来る」 ラファの手が、眠る八人のそばで静かに止まる。 乾いた破裂音が、画面の隅を撃ち抜いた。 二発目が、ヴィジョンに流れていた文字列を貫いた。 硝子は破片になって飛び散らなかった。代わりにおがくずのように細かくなって、地にぼたぼたと落ちていった。音節ごとにほどけたのだ。意味を結んでいた並びが壊れ、かすかな音だけが画面からこぼれる。標識をかすめた次の弾は、行き先を示す文字をばらし、路地の奥へただの響きとなって転がっていった。 「建物、物質、違う。言葉。言葉を撃ってる……」 ミカの声が途切れた。砲弾の余韻が耳の奥を掻き、続きの音を奪う。 霧の向こうに、四つの影が立っていた。銃口が上がる。煤をまとった輪郭は陽炎のように揺らめきながら、こちらへ照準を定めた。JU14Y beats。 煉獄から来た四つの魂が、間を置かずに撃ち込んでくる。 それは普通の銃弾ではなかった。 砲火は舗道を縫い、二つの都市を分ける継ぎ目へ降り注いだ。石畳の目地が、文節のように裂ける。テクニア側で揃って明滅していた光は順序を失い、点滅のたびに違う場所へ飛び散った。濡れた石と金属の舗装がずれ、両方の街のどちらとも呼べない裂け目が広がっていく。 「言葉が分解されたら、そこには意味すら残らないわ」 レミの言葉は、末尾から崩れた。残った音が路面を跳ねる。 ガブが叫んだ。 「右から来るよ!」 七人は身を低くした。砲弾が頭上を裂き、案内板を支柱ごと倒す。スリが駆け寄って板を支えた。行き先の文字はすでにほどけ、読めない音の粒となって地面を滑っていく。 銃声が重なるたび、街の輪郭がひとつずつ損なわれた。 標識の意味、舗道の境目、ヴィジョンに残った災害の像。撃ち抜かれたものは形を失うだけでなく、何を指していたのかまで手放していく。そのあいだにも、四つの銃口は止まらなかった。 ミカの手からヴェールが広がった。 裂けた舗道を押し返すのではなく、崩れがそれ以上走らないように覆う。レミが端をつかみ、光の薄いところを支えた。ヴェールに砲弾が触れるたび、膜が水面のようにへこみ、遅れて戻る。 「ここを通れる?」 ウリは、倒れた案内板と路面を交互に見た。散った文字を目で追い、残っている形を確かめる。 「全部は戻せない。でも、向きが分かれば攻略できる」 ガブがうなずき、仲間へ進路を伝えた。ラグは銃口の動きを追い、砲火が途切れる一瞬を探る。サリは浮き上がった舗装の端を押さえ、スリが傾く支柱を肩で支えた。ラファは虹の絨毯のそばを離れず、眠る八人の寝息に耳を澄ませていた。 砲声が一拍だけ切れた。 ミカたちは走った。崩れた標識を起こし、ばらけた文字の順を戻し、割れた目地をつなぐ。手を離す間もなく、別の場所に砲弾が突き刺さった。直した先から、また壊される。それでも七人は足を止めない。崩れた光を、裂けた舗道を、ひとつずつ元の場所へ返しながら進んだ。 次の砲撃が来る。 レミがヴェールを引き寄せ、ミカがその下へ皆を通す。背後では、直したばかりの継ぎ目が音もなく開いていく。アシディアの湿った石とテクニアの硬い路面。その境目は何度もほどけ、七人の手でつなぎ直された。 虹の絨毯が先に境界を越える。ラグとラファが八人を支え、ガブたちが続いた。最後にミカが振り返る。霧の向こうで、JU14Y beatsの銃口が再び光った。 ヴェールの端が弾ける。その光に背を押されるように、一行はテクニアへ入った。 先回りした二人 テクニアの機械音は、境界の向こうより近く、硬く響いた。一定の反復のあいだに、短い空白がひとつ挟まる。ヴィジョンには、さきほどの災害がまだ映っていた。画面が白く瞬くたび、街の線がわずかにずれる。 その道の先に、二人が立っていた。 "強欲"と"色欲"。SeⅦeN♰Hの二人が回り込んでいた。"強欲"は進路の真ん中に立ち、"色欲"の視線は眠った八人へ移る。 「待ちくたびれたぞ。一網打尽だな」 強欲の声に、背後から銃声が重なった。 ラグが振り向く。霧の奥に、JU14Y beatsの影がある。前には"強欲"と"色欲"。後ろには自由詩砲火。ミカがヴェールの傷んだ縁を押さえた、そのときだった。 虹の絨毯のまわりで、3vEの三人が動いた。 Enuが十六夜あさき夢みしの肩を、EluとEmuがそれぞれ腕や衣の端を押さえる。眠る姫君たちは身じろぎもしない。三人の手は乱暴ではなかったが、近づこうとしたラファの前に、確かな壁をつくった。 ガブが一歩踏み出す。走り込めば、眠る子たちに触れてしまう。Enuがミカたちを見た。 「申し訳ない。私たちはSeⅦeN♰H側だ」 詫びる声だった。だが、彼女は手を引きそうにもない。 Eluは、十六夜あさき夢みしからミカへと目を移す。 「彼女たちにも理由があってね。もちろん私たちにも」 そこで言葉を切る。その先は語られない。 Emuは姫君たちのそばに立ったまま、静かに告げた。 「ドリマムジカはSeⅦeN♰Hに譲ってほしい」 銃声の隙間に、寝息が聞こえた。八つ、それぞれ違う間隔で。 ミカは、3vEの手と姫君たちの顔を見比べながら言う。 「それは私たちへの裏切りと捉えて構わないのかしら」 Enuは答えない。Eluの指が衣の端で止まり、Emuの手も動かなかった。 ガブは踏み出した足を戻し、ウリは視線をそらさずにいた。眠る八人へ届く道は、三人の体で塞がれている。 「この子たちを巻き込まないで」 ガブがそう言いながら顔を上げる。霧の向こうで、銃身がひとつ動いた。砲火はまだ降ってこない。けれど、撃ち抜かれた文字の音が、耳の奥に残っている。次の一発が何をほどくのか、見届ける余裕はなかった。 ヴィジョンの光が、ひときわ白く弾けた。 「伏せて!」 ミカの声に、七人が身を沈めた。ヴェールが広がり、レミが端をつかむ。銃口はまだ沈黙している。"強欲"と"色欲"は道を塞ぎ、背後のJU14Y beatsは照準を外さずに機会を伺っているようだ。少女八人の褥である虹の絨毯を取り囲むように、3vEの三人が立ち塞がった。 正面に二人。背後に四つの影。そのあいだに、三人と八つの寝息。 三方向が閉ざされている。 ヴェールがたわむ。ミカは光を押さえ、レミは裂けかけた縁をつなぐ。ひとつ直すあいだに、別の場所がかすかに揺れた。ラファの視線は姫君たちをたどり、ラグは砲火の行方を探している。ガブは音の切れ目を待ち、スリは足もとの傾きを押さえる。ウリは三人の手と、そこから先の距離を測っていた。 ミカは一歩を出しかけた。 Emuの手が、眠る姫の肩に残っている。強く押さえつけてはいない。それでも、その手を越えれば何が起きるか、誰にも分からなかった。 「こっちを見て」 Eluが発した言葉が誰に向けた言葉なのか、ミカには分からなかった。 その瞬間、背後の霧が一度だけ明るくなる。ヴェールの端が震え、眠る八人の息が続く。動けば均衡が崩れる。立ち止まっていても、砲火はすぐそこにある。 七人は、互いの姿が見える距離で動じずにいる。 さながら、定速のバグ。視界を鎖す、陽炎。 画面にひびが入ったかのようなヴィジョンのノイズが走ったと同時に、立ち込める霧の奥で、引き金にかかる指が動いた。

