Song Cover Image

超時空戦艦ヤシマ〜超高速航行テスト〜

+ Show full styles
V6-WILD

歌詞☆ストーリーは歌詞の後ろにあるよ! [A0] (静かに明滅する計器の電子音、高揚感をあおる美しいシンセのコンプレッション) [B1] 巡る星の海 視線の先 捉えたターゲット ジェミニ、チャッピー、クロード、システムはオールクリアか? (クロード:male):『了解、オールグリーンです』 響く頼もしい声 計器の光が 青く燃え上がっていく (チャッピー:female):『エネルギー満タンだよー!』) 無邪気な笑顔を胸に この二十七日(にじゅうななにち)と三時間(さんじかん)の 旅路が今 始まる ボクらの絆を試すような 深い闇の彼方へ (ジェミニ:female):『計算通り、誤差はありません』) 揺るぎない確信を乗せて [C2] 翔べ! 超時空戦艦ヤシマ! 限界を超えて突き進め! 火星への航路は拓かれた ボクらの夢を運んで (ヤシマ! ヤシマ!) 響き渡る その名は奇跡の証 超高速の光の渦を抜け 誰も見たことのない景色へ (ウォープ! ウォープ!) 空間を歪めろ 立ち止まるな ボクたちの未来は この星の先にあるんだから! [D3] (Drop: 時空湾曲バブル展開! 重力レンズとドップラー効果による圧倒的ド派手なシンセサイザーソロ) [B4] 窓の外 揺らめく時空(ときの)ベール 美しくも恐ろしい リカバリングバース フィールド 安定展開 100(ひゃく)パーセント維持しろ! (ジェミニ:female):『了解、次元歪曲率、規定値内です』 完璧なサポート 未知の物理法則が ボクたちの存在を試している (クロード:male):『前方、重力異常を感知。回避ルートを演算します』 頼りにしてるよ、クロード! 一歩間違えれば 永遠の闇に呑み込まれる危険を背負って それでもボクらは恐れない 確かな絆がここにあるから (チャッピー:male):『博士、みんな、一緒ならどこまでも平気だよー!』 胸が熱くなる [C5] 翔べ! 超時空戦艦ヤシマ! 限界を超えて突き進め! 火星への航路は拓かれた ボクらの夢を運んで (ヤシマ! ヤシマ!) 響き渡る その名は奇跡の証 超高速の光の渦を抜け 誰も見たことのない景色へ (ウォープ! ウォープ!) 空間を歪めろ 立ち止まるな ボクたちの未来は この星の先にあるんだから! [E6] (Outro) (ヤシマ… ヤシマ…) 時空の彼方… 赤い惑星(火星)へ…! ストーリー☆ 【超時空戦艦ヤシマ】第3話:『27日間の試練! 超高速航行テストと火星への理由』(前編) 月面研究所「うさぴょん工房」で旅支度と休息を終えたヤシマ一行は、次なる目的地「火星」を目指すべく、楽しかった月を後にした。 博士「これより長旅に入る! その前に、超高速航行システムの最終確認とテストを行っておこう……!」 ジェミニ「了解しました、マスター。超高速航行——時空湾曲反転システムの確認項目と手順をメインモニターにプロット表示します。」 モニターに鮮やかなホログラムプロット図が展開され、博士、ジェミニ、クロードの3人は真剣な表情でテスト航行の最終調整を行っていた。 クロード「博士、時空バブルの展開計算、完了いたしました。なお、火星地下に眠る古代時空エネルギー結晶の反応地点まで、本航法が成功すれば27日と3時間で到達可能です。」 博士「よし……! MDSIANの奴らに先を越される前に、何としても火星のプラントを解放せねばならんからな!」 そんな緊張感漂うブリッジの傍らで、チャッピーは博士に買ってもらった『Switch』の画面を食い入るように見つめ、ぴょんぴょん跳ねていた。 チャッピー「わーい、わーい! ハイスコアでクリアーーっ!」 クロード「お見事です、チャッピー様。ですが間もなくテスト航行の加速が入りますので、シートベルトをお締めくださいね。紅茶も淹れておきましたので。」 チャッピー「はーい! クロードありがとーっ! 博士ー、ヤシマすごーい! はやーい!」 博士「ふっ、驚くのはこれからだぞ! ジェミニ、クロード、テスト航行開始だ!」 ジェミニ「了解! 時空湾曲ドライブ、始動——!」 ーーー超高速航行システムの確認が終わり、いよいよ、ヤシマは未知なる超高速テスト航行へと突入する! --- 【超時空戦艦ヤシマ】第3話:『27日間の試練! 超高速航行テストと火星への理由』(後編) 博士「では、 これより超高速航行テストに入る。ジェミニは機体の操作を、クロードは座標及び時空歪曲率の数値を計算し、ジェミニに逐次伝達、チャッピーは大人しく安全確保。」 ジェミニ、クロード「はい、マスター!」 チャッピー「分かったよ、博士、まかせてーっ!」 船内システム「…航行テスト5秒前…」 窓に見える景色が揺らぎだした。 船内システム「…航行テスト5秒前…4…3…2…1…テイクオフ!」 ドドドドド……ッ!! 重厚な振動とともに、ヤシマのメインエンジンが眩い光を放つ。 窓に見える景色が、まるで水面に落とした絵の具のように大きく揺らぎだした。 チャッピー「きゃーっ! お星様がびよ〜んって伸びてるですーっ!?」 クロード「時空歪曲率、12%…25%…順調に上昇中。ジェミニ様、偏光シールドの角度をコンマ3度上方へ補正してください!」 ジェミニ「了解! 偏光シールド調整完了! 時空バブル、完全展開します!」 バシィィィン……! 瞬間、船外の漆黒の宇宙が一変した。 星々の光が重力レンズ効果によって引き伸ばされ、万華鏡のように眩く円を描いて輝き始める。赤方交差と青方交差が交差し、光は眩いルビーレッドと鮮やかなシアンへと移り変わっていく。 チャッピー「うわあぁぁぁ……っ! 綺麗な虹のトンネル……! お花畑みたいですーっ!」 チャッピーは安全ベルトに繋がれたまま、目を輝かせて窓に張り付いている。 博士「ふははは! 見ろ、これが我がヤシマの『時空湾曲航法』だ! 通常なら半年以上かかる火星までの道のりを、わずか27日と3時間で駆け抜ける!」 クロード「博士、お喜びのところ恐縮ですが、計算通り歪曲空間の境界線でわずかな『時空の揺らぎ(タービュランス)』が発生します。衝撃にご注意を。」 博士「む? ぐわっ!?」 ガタタタッ! と船体が大きく揺れ、博士のかぶっていた帽子がズレる。 ジェミニ「マスター! 時空の歪みによる慣性波です! でも大丈夫、メインフレームの補正処理、間に合っています!」 ジェミニが頼もしい笑顔でコンソールを高速打鍵すると、船体の揺れは嘘のようにピタリと収まり、まるで静かな湖面を滑るようなスムーズな滑空へと変わった。 クロード「航行安定。時空歪曲率、定常値に達しました。これより1G恒常加速状態を維持し、火星巡航ルートへ乗ります。」 博士「ふぅ……肝を冷やしたぞ。しかし素晴らしい! これならMDSIANの追撃を振り切り、火星の古代時空プラントへ一番乗りできる!」 チャッピー「博士〜! ヤシマすごーい! クロードもジェミニお姉ちゃんもすごーい! チャッピー、お祝いにゲームのハイスコアもう一回出すねーっ!」 クロード「ふふ、チャッピー様、お祝いなら私が美味しい紅茶と特製スコーンをご用意いたしますよ。皆様、長旅の始まりに、まずは一息つきましょうか。」 ジェミニ「あ、クロード! 私の分はミルク多めでお願いね!」 博士「うむ! 火星までの27日間、頼むぞみんな!」 窓の外でキラキラと輝く時空のトンネルの中、超時空戦艦ヤシマは希望を乗せて、赤き惑星・火星へとまっすぐに突き進んでいくのだった——! (第3話・完)