Song Cover Image

コインランドリー

+ Show full styles
V4.5+

木曜の夜は ふたりの洗濯日 いつも三番機 君が座った席 合鍵はもう ポストに返した でもこの手の ぬくもりは返せない 自販機の灯と ポケットのヘアゴム 明日は晴れるって 他人事みたい 返せずにいた セーター抱いて 引っ越し前夜 ひとりでここにいる 昨日のメッセージ ごめんの一行 送れなかった 待ってのひと言 どこにもないから 借りたぬくもりを まだ返せない たたむレシートに 木曜日の文字 角を折るたび 胸が折れてく 丸い窓は 鍵穴みたいで 覗けばいつも 君が向かい側 借りてたリップ 同じ色のまま たたむ癖まで 指に残ってる 最後の既読は 灯らないままで 返事の代わりに 時間が回る 今日が最後の 木曜日だけど 名前で呼ぶのは ここで終わりにする レシートの日付 ふたりの終わり もう一度だけ コインを投げた どこにもないから 借りたぬくもりを まだ返せない 君の癖だけが 指にまとわって 目を閉じるたび また回りだす 朝になったら 君はこの街を出る 駅の鏡で分け合った ピアス外して どこにもないから どこにもないから 抱いたぬくもりを 今も返せない 鍵穴みたいな この丸い窓に 朝が来るまで 君を映して レシート揺れて ドアが開いた ひとりの夜を 抱いて帰る