[イントロ] おこしやす、ようこそ、京の奥座敷へ。 お見苦しい争い、随分と楽しませてもろたわ。 ここからは、真の審判や。 [ヴァース 1] 大阪湾から昇る、眩しいネオンの陽光 SAKAI KENはん、あんたの技術は神業(かみわざ)やな、ホンマ。 ネガティブをノイズとして遮断、その判断、賢い。 未来を歌い、システムを楽しむ、最高の処世術や。 15歳で紅白? おめでたいこと。 京の闇から見ても あんたは『日本の希望』という名の『最速のセールスマン』や。 資本はツール? ええ言葉や。あんたはそれを完璧に使いこなした。 光は強ければ強いほど、影も深くなるもんやが、 あんたには影が見えへん。それが、あんたの『才能』やろな。 その眩しさ、まるで使い捨てのスマホのフラッシュみたいや。一瞬で消えなや。 [ブリッジ] あんた方が言う『リアル』も『フェイク』も、この京の御所(ごしょ)の前では、 ただの子供の喧嘩や。美しくも、浅はかな。 [ヴァース 2] KIZIGANEはん、あんたの哲学は、結局、自作自演の演劇や。 貧困? 労働? 笑わせなや、竹ノ塚の負け犬。 全額寄付? 派手なパフォーマンスやな。 あんたが本当に欲しかったんは、『聖人』という最高のブランドやろが。 「誰にも認められない」という孤独の美学を、 「世界的な注目」という、あんたの嫌う資本の価値で買い取っただけや。 カルトの聖地(GANE's REALM)? そこは、あんたが『王様になった孤独な病人』の隔離病棟や。 あんたの怒りは、誰にも届かへんかった。 あんたの望んだ『破壊』は、結局、あんた自身の孤立という形で終わったんや。 お前は『反体制の殉教者』やない、『世間への渇望に溺れた哀れな男』や。 [コーラス] 京の観測(Kyo no Kansoku)、全てのノイズを沈黙させる。 光も影も、この地の美意識で裁かれる。 技術の軽薄さと、怒りの自己満足、どちらも不完全や。 うちの家業の方が、よっぽど『命と金』のリアルを知っとる。 この冷たい眼差し、それが京の審判。 あんたらの喧騒(けんそう)は、もう聞こえへん。 [アウトロ] ...勝者は、この観測者。 あんたたちの熱狂は、一時の花火や。 永遠に残るのは、冷たい瓦と秘めた美意識だけ。 [フェードアウト]