[verse] 明日にも食えぬ 乞食がひとり 行く宛て決まらず ぶらぶらり それに近寄りて お耳を拝借 奇妙な男が 手を招く 「なるほど アンタは特別だ ひとつ 仕事を頼みたい」 聞けば 若手の死神サマが 随分 あわてんぼうらしい [pre chorus] 白いのを見れば 唱えとくれと 妙な呪文を 授けられ 試しにひとつ 唱えてみせりゃ たちまち若手が 逃げ帰る こりゃあ 良いものを 頂いた [chorus] アジャラカ モクレン テケレッツの "よいよいよい!" おかえり口は こちらでさぁ ひとつ唱えりゃ 命を救い ふたつ唱えりゃ 礼の山 アジャラカ モクレン 皮算用で "よいよいよい!" またのお越しを 心から [verse] 明日に困らぬ 大尽ひとり あっちへこっちへ ふらふらり 死神帰らせ 大判小判 けれども今度は 一味違う 黒い死神 頑固者 呪文じゃ梃子でも 動きゃせぬ ならばと おしろい被せてみせりゃ 大事な衣装は真っ白け [pre chorus] 慌てて 若手の白いの呼んで 代わりに見張れと 言い放ち 真っ赤に茹だる顔を隠して 「覚えておれよ」と 一目散 こりゃあ 良い手を 見つけたわ [chorus] アジャラカ モクレン テケレッツの "よいよいよい!" おかえり口は こちらでさぁ みっつ唱えりゃ 蔵が立ち よっつ唱えりゃ 大先生 アジャラカ モクレン 皮算用で "よいよいよい!" またのお越しを 心から [verse] とある日 いつかの奇妙な男が こちらへ来いと 手を招く 見れば男は あの時の 顔を茹だらせた 死神だ 暗い洞穴に連れ行かれ 数多の蝋燭 囲まれて 短い蝋燭 指差しながら したり顔にて お耳を拝借 [bridge] 「お前の寿命はこれきりだ 泣いて詫びても 変わりゃせぬ」 そう言う死神の 裏手には やけに長い蝋燭が ひとつ こりゃあ 良いものを 見つけたか? ──柏手打って 猫だまし! [final chorus] アジャラカ モクレン テケレッツの "よいよいよい!" オイラの命は こちらでさぁ 長い蝋燭に 台座を替えりゃ あれま 立派な大往生 アジャラカ モクレン 生まれ変わって "よいよいよい!" また会う日まで さようなら! [outro] おや? そいつぁアンタの蝋燭だったのかい──


