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残響ドール (Resonance Doll)

V4.5+

月の光を裂いて ドレスを脱ぎ捨てる、静かな夜 鏡のなか、錆び付いた微笑み “また間違えたのかな”…囁く私 飼いならされた痛み、舌で遊ぶ あの子みたいに可愛く笑えない 認められたくて、肌をさらすけど シーツのしわの中に沈んでく心 承認の言葉、甘美で苦い 私の価値、ひとつひとつ盗まれる 重ねる身体に、溶け込む幻 壊したいの?それとも守りたいの? 指先でなぞるあなたの嘘 心の奥、氷の棘 “抱いてよ、強く、消えてしまうまで―” 愛してよ、私を この世界で一番みじめな天使 欲望で飾った鎖で 全てを締めつけて、苦しみと溺れて 抱きしめてよ、最悪な私ごと 満たされない熱、焼き付けて 私の虚しさごと、壊して 忘れたい、でも消えられない 吐息まじりの沈黙、夜の檻 爪先でなぞる自分の傷 涙さえ色っぽく演じて 誰のため? ねぇ、誰のため? ベッドの上の審判 あなたも私も、誰かの既製品 笑われた昨日も、褒められた今日も どれも満たしてくれないこの穴 “最低”って言葉をプレゼントに 首すじに残る痛みが、今日の証 ねぇ、愛ってなに? 乱雑なシーツだけが温もり 好きの形は棘だらけ 快楽も不安も混ぜて 選べない 消せない 本当は 愛してる?それとも、弄んでるだけ? この身体、真夜中の火遊び 認めてよ、私がここにいる証 欲しがって、飢えて、満たされないまま 抱きしめた余韻に痺れて 消えてしまいそうな夜に溺れ 壊したい未来、痛みと踊る まだ終われない私 もしもこの世界が壊れても 私は私を愛せないだろう 承認欲求という毒で 心を削りながら生きていく 叫びたい、 “消えたい”の裏返しで 求めたい、 “満たされたい”の裏返しで 光にも闇にもなれないまま セクシーな仮面すらひび割れていく 愛して、もっと もう二度と戻れない夜に 踊る私の傷跡を 美しいって言って、嘘でもいいから 抱きしめて、もっと 醜い私の全部を 最悪のまま生きる、それが愛 生きたい、だけど消えたい 月明かりのシーツ 静かに残る熱だけが 私を生かしている さよなら、今日の私