君が抱きしめた 青い静寂 僕がくべていた 黄金の渇望 僕らの欠片も引き寄せあって 根源の火へと還っていく 触れれば 揺れていた輪郭が 少しずつ脈を合わせる 途切れたままの声の欠片も 同じ明かりを宿しはじめる 灰の底で眠っていた 消えきらない火の気配 遠く離れた星のあいだを 見えない力が結んでいく ひび割れた器のなかに こぼれ落ちてくる光 ばらばらだった沈黙さえ ひとつの熱を帯びていく ラプンツェルの糸を辿って 呼応する波紋が重なる 凍てついた境界を溶かして 命の温度が溢れだす 君が抱きしめた 青い静寂 僕がくべていた 黄金の渇望 僕らの欠片も引き寄せあって 根源の火へと還っていく 触れれば 揺れていた輪郭が 少しずつ脈を合わせる 途切れたままの声の欠片も 同じ明かりを宿しはじめる 閉ざされた扉の向こう だれも知らない朝がいる 交わるはずのなかった影が やわらかな赤をまとっていく 砕けた鏡に散っていた いくつもの朝のかたち 違う痛み 違う祈りも ひとつの環を描いていく 迷宮から這い出して 融合する光のもと 薄らいだ境界のむこうに 命の脈動が聞こえる 君が抱きしめた 青い静寂 僕がくべていた 黄金の渇望 僕らの欠片も引き寄せあって 根源の火へと還っていく 触れれば 遠ざかっていた 時間が静かにひとつへ寄り添う ばらけたままの夢の断片も 同じ鼓動を持ちはじめる 上にあるもの 下にあるもの 呼びあうように火を分けあう 終わりと始まりのあいだで 世界はそっと裏返っていく 君が吸い込んだ 青い孤独 僕が吐き出した 黄金の未練 すべてはひとつに繋がっていく 僕らは永遠の火になる 触れれば 孤独は光に溶けて 円環は閉じられていく もう二度と 離れることのない 鮮やかな赤 その向こうへ


