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譲られた国の静寂 / Silence of the Surrendered Land

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V5.5

[Piano Intro] 稲穂は揺れて 夕暮れの底へ倒れた 国は 誰にも縛られず 静かに立っていた [Verse 1] 葦原のそよぎ受けて 古い社が黙る 支えた年月は 石の下まで根を張った 譲るという言葉には 覚悟より深く痛む けれど抱えたままでは この光が降りられぬ [Pre-Chorus] 退くことは 消えることではない 残すものを選ぶため 私は手を開く [Chorus] 譲られた国の静寂よ この胸を責めないで 渡すために守った日々を 土は覚えている 譲られた国の静寂よ 失う名で呼ばないで 残された標の先へ 新しい風を通して [Verse 2] 際に立てた足元で 遠い雷が鳴っている 争うための声ではなく 終わりを告げる合図だった 私のものと呼ぶたびに 国は少し狭くなる だから最後の祈りだけ その場所へ置いていく [Pre-Chorus] 退くことは 消えることではない 残すものを選ぶため 私は手を開く [Chorus] 譲られた国の静寂よ この胸を責めないで 渡すために守った日々を 土は覚えている 譲られた国の静寂よ 失う名で呼ばないで 残された標の先へ 新しい風を通して [Long Interlude] 稲穂は俯き 時は止み 地の奥で 重い約束が眠りにつく [Inheritance Bridge] 捧げる手は 空になる手ではない 次の想いを 受け取れる手になる 去っていく者にも 大地はやさしく触れる 残るものだけが 継承ではない [Final Chorus] 譲られた国の静寂よ この胸を責めないで 渡すために守った日々を 土は覚えている 譲られた国の静寂よ 失う名で呼ばないで 残された標の先へ 雲を降りる光を通して [Outro] 稲穂は揺れて 夜の底へ沈み 社の向こうで まだ見ぬ足音が 静かに近づいていた