
湯気のしたで 歌をうたう 泡がひとつ 手のひらにのる アヒルがくるりと まわりだす 夢のドアまで あと少し アヒルをかぞえて 湯気のなか ひつじをかぞえて 夢のなか 夢と現実 蜃気楼 おやすみのかわりに 消えてった 湯気の海で まどろみながら 泡がそっと 頬をなでた アヒルが静かに 目をとじて ぬるい夢へと 落ちていく アヒルをかぞえて 湯気のなか ひつじをかぞえて 夢のなか 夢の狭間で 歌をきく おやすみの声が ゆらいでる ぽちゃん 沈む 光のなか とぷん 遠くで 声がした 名前を呼んでも こたえずに しゅわり 泡が 消えていく アヒルをかぞえて 湯気のなか 棺をかぞえて 夢のなか 夢と現実 蜃気楼 おやすみのかわりに 溶けていく 溶けていく

