時計の針は 逆さまには進まない 君の泣く声が 遠い部屋で聞こえている 「大丈夫」と言えば きっと君は誤解するね だから差し伸ばした手を そっと引っ込めたんだ 答えを教えることは 簡単だけど 君が歩く足跡を 奪いたくはないから 届かなくても 何度だって叫ぶよ 僕の温度は まだ君に触れられないけれど ここに居るよ ずっと前から 君が諦めそうな 夜のすぐ側に いつか線と線が 交わるその日まで 僕の声を 風に混ぜて送り続ける 暗闇の中で 俯く君へ 間違った道を選んで 傷つく君を見ていた 「そっちじゃない」と叫んでも 僕の声は通り過ぎる すれ違う感情 伝わらない想い 君は「誰も味方はいない」と 瞳を閉じてしまうんだね だけど知っているよ その痛みも 全部抱え込んで ここまで歩いてきたことを だから言わせて 許されるなら その涙は 無駄なんかじゃないと ここに居るよ 怖がらないで 君が自分を嫌いになりそうな時も 時間を飛び越えて 抱きしめているから 見上げなくてもいい ずっと同じ場所で 君が振り返るその時を 待っている 言葉にすれば誤解される 触れようとすれば消えてしまう だけど僕らの命は 一本の光で繋がっている 今はすれ違ったままでいい 君が今日を生き抜いてくれるなら ここに居るよ 見上げる空に 君が迷い立ち尽くす 夜の真ん中で いつか線と線が 交わるその場所で 笑い合える未来で 僕が待っている ここに居るよ 迷わぬように輝く 北極星のように


