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カプセルと深い夜を飛んで

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V6

[Intro] 眠る前に カプセルをひとつ 枕元に置いた 開けるのは 明日でいい そう思って 目を閉じた …… コロ …… コロ コロ 「ん?」 [Verse 1] 目を開けると 君が床を転がっていた ドアの隙間を抜けて 廊下を曲がって 階段を ひとつずつ コト コト コト 「どこ行くの?」 返事もせずに 君は進む 玄関を抜けたら 夜の街 僕は靴もちゃんと履かず 追いかけた 「待って!」 [Pre-Chorus] 信号も眠ってる 誰もいない交差点 君は突然 曲がるのをやめて 上を向いた …… 上? [Chorus] 飛んで 飛んで 深い夜を 君と僕だけ 起きていよう 屋根を越えて 街を越えて 行き先なんて 今はいらない 飛んで 飛んで もっと高く 昨日も明日も 下に置いて どこへ行くのか 知らないままで 今夜だけ 君についていく [Verse 2] 君は壁を転がって 看板を越えて 電線の上を コロコロ走る 「そんなの ありなの?」 笑った瞬間 僕の足も 地面を離れた 窓の灯りが どんどん小さくなる いつもの駅も いつもの電車も 上から見れば 玩具みたいだ こんな街に 毎日僕は 急いでいたんだね [Pre-Chorus] 雲に触れたら 少し冷たくて 君に触れたら なぜか温かい 夢ならきっと 目を覚ますまでが 世界の果てだ だったら まだ帰らなくていい [Chorus] 飛んで 飛んで 深い夜を 月の向こうまで 行ってみよう 名前のない雲 知らない星 全部今夜の 寄り道にしよう 飛んで 飛んで 君のあとを 僕は何度も 笑いながら 「待って!」 そう叫ぶたび 君は少しだけ ゆっくり転がった [Bridge] やがて 空の端が 少し青くなった 君が止まる 僕も止まる 「もう朝?」 君は何も言わない 遠くで 街が目を覚ましていく 帰らなきゃ そう言った僕に 君が少しだけ 揺れた気がした …… 「またね」 [Final Chorus] 飛んで 飛んで 最後の夜を 朝が僕らを 見つけるまで 忘れないよって 言ったけれど 夢の約束は 朝に弱いね 光が来る 君が遠くなる 僕はもう一度 手を伸ばす 「待って――」 [Outro] 目を開けた 朝だった 枕元を見る …… カプセルがない 「変な夢。」 そう言って 僕は起き上がる 窓の外 朝の光 そのずっと上で 小さな何かが ゆっくり 街へ降りてくる