
街が止まった日の朝 焦げた風が校庭を撫でた 卒業式の看板は倒れ 春の色だけ消えていた 崩れた壁のそばに 彼女の髪飾りを見つけた リボンは灰の色に染まり ほどけない想いのようだった 灰色のリボンを髪に結んだ 風の中で ひらり揺れた 泣きながら、それでも前を見る この瞬間 私は生きている 「ねぇ…一緒に未来を見る約束 まだ終わってないよね この想いはほどけないまま どこかでちゃんと続いてるよ」 壊れた校舎の影に 花の代わりに灰が降った でも私は歩き出した 君の分の足跡を残すように 小さなリボンが揺れて 涙の味は少しだけ甘かった 「忘れないで」と言われたような気がして 胸の奥がまた熱くなった 灰色のリボンを髪に結んだ 風の中で ひらり揺れた 泣きながら、それでも前を見る この瞬間 私は生きている 「約束は、まだ続いてる!!!」 最後の校歌が風に流れ 空は薄いガラスの青に割れた 胸に残る罪悪感と 希望がひとつに溶けていく 灰色のリボンを髪に結んだ 風の中で ひらり揺れた 泣きながら、それでも前を見る この瞬間 私は生きている 灰色のリボンを髪に結んだ 風の中で ひらり揺れた 泣きながら、それでも前を見る この瞬間 私は生きている

