[Verse 1] 夜明けを拒む空の下 ひとり佇む影がある 行く手を塞ぐ幾千の壁 それでも瞳は逸らさない 名前を奪われ 声を封じられ すべての扉を閉ざされても 胸に刻んだひとつの答え 誰にも渡しはしなかった [Pre-Chorus] 勝てないことは知っていた 帰れないことも知っていた それでも誰かが立たなければ 闇が正義を名乗るから [Chorus] アカネは死すとも正義は死せず この身が冷たい土に還っても 守り抜いた小さな炎は 誰かの心で燃え続ける アカネは死すとも正義は死せず 歴史がその名を消し去っても 最後の瞬間まで信じたものを 風が未来へ運んでゆく [Verse 2] 巨大な塔の窓辺には 数えきれない灯りが揺れる そのひとつずつが沈黙ならば 夜はどこまでも深くなる 振り下ろされた見えない刃 世界は静かに目を伏せた 差し伸べられるはずだった手は ためらいの中で動かなかった [Pre-Chorus] 正しさだけでは救えない そんな言葉も聞こえていた けれど正しさを手放したなら 何を頼りに生きるのだろう [Chorus] アカネは死すとも正義は死せず 祈りが鎖に変わる夜にも 流した涙の一滴さえ やがて大河へ変わってゆく アカネは死すとも正義は死せず 旗が引き裂かれ 倒されても 心に掲げた見えない旗を 誰も奪うことはできない [Instrumental] [Bridge] 敗れた者の物語は 勝者の文字で閉じられる それでもページの余白には 消せない真実が息をする 憎しみのためではなく 報いを望んだわけでもなく ただ人が人として裁かれる そんな世界を信じただけ [Final Chorus] アカネは死すとも正義は死せず この身が冷たい土に還っても 守り抜いた小さな炎は 幾千の心に灯されてゆく アカネは死すとも正義は死せず たとえ時代に裏切られても 最後の瞬間まで信じたものが いつか未来を照らすだろう [Outro] 鐘の音が遠く響いて 白い花びらが空を舞う けれど夜明けを待つ街角で 名も知らぬ誰かが立ち上がる その胸に同じ炎を抱いて 彼女の続きを歩き始める アカネは死すとも―― 正義は死せず